このところ、企業の方が来られて共同で実験を行う機会が徐々に増えています。

 先日は、3日間の泊まり込みでの共同実験、そして、ある建設資材に関する見極め試験、そして昨日は、光マイクロバブル実験装置の試験操作や評価に関する試験などを行いました。

 今回は、今後の実験内容をかなり考慮して、その対応が可能な装置作りがなされましたので、企業の方にとっては、その試験方法を直に確かめておきたいという配慮がなされたのだと推察しました。

 この実地試験は、比較的簡単でしたので2時間で済みましたので、残りの2時間は、今後の打ち合わせを行いました。

 それもかなり詰めた議論を行い、互いに合意に至りましたので、最後に、私どもが栽培している野菜を試食していただきました。

 そのお一人は、昨年のセミナー以来何度も、こちらに来られていて、その際に、私どもが育てている野菜を試食されて、その味を知っておられる方でしたので、今回も、その野菜を食べていただけますかと尋ねると、大いに喜ばれました。

 そこで前回のことも考えて、大皿に山盛りの野菜を出しました。

ーーー おそらく、これでも十分な量ではないであろう。

と推測し、私と相棒(YO)の分の山盛り野菜も、かれらに食べていただくことにしました。

 もちろんお二人とも、その提案を喜ばれていました。

 ここで、私どもが改めて驚いたのは、そのお二人の食べっぷりがすばらしかったことでした。

 最初の大皿の野菜は、あっという間に平らげられ、すぐに二枚目に箸が入りました。

ーーー やはりそうか!私どもの分も差し出して正解だったようだ。

 このお二人の気持ちがよいほどの食べっぷりを目の当たりにして、私は、次のように考えを新たにしました。

 ①この食べっぷりは本物である。光マイクロバブル野菜を本当においしいと思って食べておられるようだ。

 ②日ごろは、このような野菜を味わうことはないのであろう。また、野菜をこのように食べることもあまりないのではないか。


 なんだか、この光景に接して、私どももうれしく、ゆかいな気持ちになることができました。

 そこで、その野菜を食べ終えた後に、少し気になっていたことを尋ねてみました。

 「真においしそうに召し上がっておられましたが、この光マイクロバブル野菜の味に興味を抱いておられますか」


 「もちろん、『大あり』です」

 「そうですか、それはよかったですね。じつは、この味に辿り着くまでに、いろいろな試行錯誤がありました。簡単には、ここまで到着することはできませんでした」

 「百聞は一見に如かず」といわれていますが、それに因めば、これは「百聞は一食に如かず」といえそうなことでした。

 「今度来られた時には、もっと味が洗練されているでしょう」

 こういうと、お二人の瞳はますます輝きを増されていたようでした(つづく)。

sani-retasu -5
光マイクロバブル育ちのサニーレタス