緑砦館におけるBレーンがほぼ完成し、毎日の作業が、装置づくりから「栽培」に変化しました。
この土日は、朝から夕方まで、その農作業に暮れていました。
こうして植物たちと直に触れ合っていると、「もしかしたら、農家の方は、このように農作物と接しているのであろうか?」と思うことがよくあります。
もちろん、私は、これまで一度も農家になったことはなく、農作業を行った経験もほとんどありません。
それゆえか、その感情が新鮮で小さくない意味を持っているのではないかと思うようになりました。
たとえば、種から苗を育てる場合には、それに適した環境を気にするようになり、それが発芽するとうれしくなります。
「大切な新しい命の誕生に出会い、これを大切にしよう」
という気持ちが湧いてきます。
この種を苗として育てる方法には、露地栽培とスポンジによる水耕栽培の2つの方法があります。
いずれも、小さな苗ですので繊細な操作が要求されます。
前者の場合には、苗の根にまとわりついた土をきれいに落としてやります。
ピンセットで苗を摘み、根を傷つけないように優しく、その土落としを行います。
せっかく育ったのですから、ここで傷つけてしまうと元も子もありません。
細心の注意を払いながら、やさしくピンセットと指で土を擦り落とします。
そして、この苗は大量に育ちますので、それを根気よく続けることが必要になります。
繊細さと粘り、この2つが重要であり、これらを発揮することで、その苗が育つ条件がようやく整えられるのです。
この数日間、この作業に没頭し、後で入植した株数を数えてみたら300を優に超えていました。
ーーー この小さな苗が、すくすくと成長し、その大きさにおいて何十倍にも生るのだから、この野菜が有する生命力はすばらしい。すべては、ここから始まるわけだから、この作業が一番重要になる。
土落としが済むと、それを入植孔に入れて固定していきます。
その際、根が水に浸かることを考慮して、高すぎず、低すぎずの高さ調整を行って、苗を丁度良い高さに固定していきます。
この固定方法にも繊細さが必要であり、苗の茎を潰さないように、そしてしっかり固定できるようにしなければなりません。
こうして入植を終えると、それが上手くいったかどうかを翌日に確かめます。
一日で苗の成長が開始されたことを認識できるようになると、それはかなりの栽培における洗練者ということができるでしょう。
この一日のわずかな成長が積み重なっていくと、それこそ「塵も積もれば山となる」のように大きく成長するようになります。
また、その成長の暁の姿を想像すると、この緻密な小苗づくりと入植の操作は、その最初の一歩として非常に重要なことであることはいうまでもありません。
こうして、わずかな成長を日々確かめていくことも楽しいことであり、これからしばらくは、この観察が続くことになるでしょう(つづく)。
露地栽培の苗
この土日は、朝から夕方まで、その農作業に暮れていました。
こうして植物たちと直に触れ合っていると、「もしかしたら、農家の方は、このように農作物と接しているのであろうか?」と思うことがよくあります。
もちろん、私は、これまで一度も農家になったことはなく、農作業を行った経験もほとんどありません。
それゆえか、その感情が新鮮で小さくない意味を持っているのではないかと思うようになりました。
たとえば、種から苗を育てる場合には、それに適した環境を気にするようになり、それが発芽するとうれしくなります。
「大切な新しい命の誕生に出会い、これを大切にしよう」
という気持ちが湧いてきます。
この種を苗として育てる方法には、露地栽培とスポンジによる水耕栽培の2つの方法があります。
いずれも、小さな苗ですので繊細な操作が要求されます。
前者の場合には、苗の根にまとわりついた土をきれいに落としてやります。
ピンセットで苗を摘み、根を傷つけないように優しく、その土落としを行います。
せっかく育ったのですから、ここで傷つけてしまうと元も子もありません。
細心の注意を払いながら、やさしくピンセットと指で土を擦り落とします。
そして、この苗は大量に育ちますので、それを根気よく続けることが必要になります。
繊細さと粘り、この2つが重要であり、これらを発揮することで、その苗が育つ条件がようやく整えられるのです。
この数日間、この作業に没頭し、後で入植した株数を数えてみたら300を優に超えていました。
ーーー この小さな苗が、すくすくと成長し、その大きさにおいて何十倍にも生るのだから、この野菜が有する生命力はすばらしい。すべては、ここから始まるわけだから、この作業が一番重要になる。
土落としが済むと、それを入植孔に入れて固定していきます。
その際、根が水に浸かることを考慮して、高すぎず、低すぎずの高さ調整を行って、苗を丁度良い高さに固定していきます。
この固定方法にも繊細さが必要であり、苗の茎を潰さないように、そしてしっかり固定できるようにしなければなりません。
こうして入植を終えると、それが上手くいったかどうかを翌日に確かめます。
一日で苗の成長が開始されたことを認識できるようになると、それはかなりの栽培における洗練者ということができるでしょう。
この一日のわずかな成長が積み重なっていくと、それこそ「塵も積もれば山となる」のように大きく成長するようになります。
また、その成長の暁の姿を想像すると、この緻密な小苗づくりと入植の操作は、その最初の一歩として非常に重要なことであることはいうまでもありません。
こうして、わずかな成長を日々確かめていくことも楽しいことであり、これからしばらくは、この観察が続くことになるでしょう(つづく)。
露地栽培の苗
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