本日は気温も高く、おだやかで温かい春の日でした。
連日作業が続いている緑砦館のなかは、その春を通り過ぎて夏の様相を帯びてきました。
あまり暑すぎては植物の生育によくありませんので、ハウス内の通気を行うようにし、適温の25℃を保つことができるようにしました。
このところの作業の中心だったBレーンづくりが、最終段階の試験運転に移行したことで、「それをどう活用するか」という第二段階に分け入ることになりました。
そこで、その試験栽培を行うために、お隣のAレーンにおいて栽培していた野菜が成長してきて互いに押し合うような状態にまで達してきましたので、この間引きを行い、それをBレーンに移植する作業が始まりました。
同時に、日中においては太陽光の照射が強くなってきましたので、その遮光を開始するようになりました。
この遮光に関しては、第1段階は屋根材においてなされ、第2段階は遮光ネットを使用します。
すでに、移植済みの部分には、限定的に遮光ネットをかけていましたが、それは臨時の処置でした。
そこで、昨日において、Bレーンの東西にある支柱の上に、南北方向に鋼管を設置しました。
そして、本日は、相棒のYO氏によって、その鋼管間にワイヤーが張られ、その上に可動式の遮光ネットが据え付けられました。
これは太陽光の射しこむ方角に応じて、その位置を東西方向に移動できるという便利なものです。
まだBレーンへの移植が部分的なものに留まっていますので、当面は、これで十分に間に合うのではないかと思っています。
この遮光が可能になったことから、明日からは積極的にAからBへの移植が促進されることでしょう。
また、本日は、地元の特産である「ある植物」の根洗いを行いました。
そのために、まずは、それを入れる水路の清掃を行いました。
いつもそうですが、水路をきれいにするまでに、かなりの時間を費やすことになります。
これは、せっかくだからきれいな水路で育つようにしてやりたい、という気配りのようなものです。
これをようやく終え、そこに入れる苗をひとつひとつきれいに清掃しました。
古い根をハサミで切り、生きた根であるかどうかを確かめ、土を落とし、腐敗の原因となる汚れも落としてから、水路内に入れますので、これにも時間がかかります。
本日は、その一部しかできず、明日からしばらくの間は、この作業を続けることになるでしょう。
これから本格的な春を迎えて、すくすくと育ってくれるとよいですね。
ところで、この根洗いの作業をしながら、昨日の記事のことを思い直してみました。
そこには、緑砦館における野菜を含む植物栽培研究における5つの課題を示しておきました。
これらに加えて、もう一つ重要なことがあるのではないかと思うようになりました。
それは、少ない人数で、その栽培と管理が可能なのかという課題でした。
私は、今年古希を迎えますので、世間でいう高齢者ということができます。
いわば、その老人たちで、このハウスの栽培を行い、管理ができるのかという問題です。
わが国では、農家の高齢化が小さくない問題になっています。
その方々が、新たに野菜栽培を行うとしても、それが不可能な労力が必要となれば、そこで、この課題解決は頓挫してしまいます。
上記の地元の特産の植物は、国東半島に留まらない広い場所で栽培されていました。
ところが、今では、国東のわずかな場所でしか栽培されなくなりました。
なぜでしょうか?
一番の問題は、それを世話する作業がきついことにあり、「もう二度としたくない」といわれる方々が少なくありません。
お年寄りであっても、そんなに労力を酷使しなくても、いわば無理なく栽培ができる方法であることが重要です。
これから、超高齢化社会を迎えますので、年配者であっても野菜作りを勤しむことができる、そして、露地栽培よりも格段に優れた光マイクロバブル水耕栽培、これが私のめざすものです。
幸いにも、私は高齢者の仲間入りをしていますので、そこに自ら実践する意味を見出すことができると真に幸いではないかと思っています。
たのしく、ゆかいな野菜づくり、これが実現できると「最高」ですね(つづく)。
連日作業が続いている緑砦館のなかは、その春を通り過ぎて夏の様相を帯びてきました。
あまり暑すぎては植物の生育によくありませんので、ハウス内の通気を行うようにし、適温の25℃を保つことができるようにしました。
このところの作業の中心だったBレーンづくりが、最終段階の試験運転に移行したことで、「それをどう活用するか」という第二段階に分け入ることになりました。
そこで、その試験栽培を行うために、お隣のAレーンにおいて栽培していた野菜が成長してきて互いに押し合うような状態にまで達してきましたので、この間引きを行い、それをBレーンに移植する作業が始まりました。
同時に、日中においては太陽光の照射が強くなってきましたので、その遮光を開始するようになりました。
この遮光に関しては、第1段階は屋根材においてなされ、第2段階は遮光ネットを使用します。
すでに、移植済みの部分には、限定的に遮光ネットをかけていましたが、それは臨時の処置でした。
そこで、昨日において、Bレーンの東西にある支柱の上に、南北方向に鋼管を設置しました。
そして、本日は、相棒のYO氏によって、その鋼管間にワイヤーが張られ、その上に可動式の遮光ネットが据え付けられました。
これは太陽光の射しこむ方角に応じて、その位置を東西方向に移動できるという便利なものです。
まだBレーンへの移植が部分的なものに留まっていますので、当面は、これで十分に間に合うのではないかと思っています。
また、本日は、地元の特産である「ある植物」の根洗いを行いました。
そのために、まずは、それを入れる水路の清掃を行いました。
いつもそうですが、水路をきれいにするまでに、かなりの時間を費やすことになります。
これは、せっかくだからきれいな水路で育つようにしてやりたい、という気配りのようなものです。
これをようやく終え、そこに入れる苗をひとつひとつきれいに清掃しました。
古い根をハサミで切り、生きた根であるかどうかを確かめ、土を落とし、腐敗の原因となる汚れも落としてから、水路内に入れますので、これにも時間がかかります。
本日は、その一部しかできず、明日からしばらくの間は、この作業を続けることになるでしょう。
これから本格的な春を迎えて、すくすくと育ってくれるとよいですね。
ところで、この根洗いの作業をしながら、昨日の記事のことを思い直してみました。
そこには、緑砦館における野菜を含む植物栽培研究における5つの課題を示しておきました。
これらに加えて、もう一つ重要なことがあるのではないかと思うようになりました。
それは、少ない人数で、その栽培と管理が可能なのかという課題でした。
私は、今年古希を迎えますので、世間でいう高齢者ということができます。
いわば、その老人たちで、このハウスの栽培を行い、管理ができるのかという問題です。
わが国では、農家の高齢化が小さくない問題になっています。
その方々が、新たに野菜栽培を行うとしても、それが不可能な労力が必要となれば、そこで、この課題解決は頓挫してしまいます。
上記の地元の特産の植物は、国東半島に留まらない広い場所で栽培されていました。
ところが、今では、国東のわずかな場所でしか栽培されなくなりました。
なぜでしょうか?
一番の問題は、それを世話する作業がきついことにあり、「もう二度としたくない」といわれる方々が少なくありません。
お年寄りであっても、そんなに労力を酷使しなくても、いわば無理なく栽培ができる方法であることが重要です。
これから、超高齢化社会を迎えますので、年配者であっても野菜作りを勤しむことができる、そして、露地栽培よりも格段に優れた光マイクロバブル水耕栽培、これが私のめざすものです。
幸いにも、私は高齢者の仲間入りをしていますので、そこに自ら実践する意味を見出すことができると真に幸いではないかと思っています。
たのしく、ゆかいな野菜づくり、これが実現できると「最高」ですね(つづく)。
巻きレタス(GFH2)
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