今日は、遠方から企業の方が3人来られ、一緒に実験を行いました。

 なにせ、今まで見たこともない実験材料でしたので、私も興味津々で臨みました。

 この材料を持ち込んで来られた企業の方も、光マイクロバブルについての詳しい知見は持ち合わせていなかったことから、互いのアイデアを出しながら、それをどう生かすかを、互いに手探り状態で見出すことから始まりました。

 最初の問題は、この実験を行う際に、その材料に用いる装置が適切かどうか、これが問題になりました。

 どうやら、当方が最初に用意した装置はいくつかの理由で芳しくなく、第1回目の見極め実験を終えた時点で、思い切って、次の装置に切り替えることを提案しました。

 結果的に、これが功を奏したようで、ほぼ正常といえる光マイクロバブルの発生状況を得ることができるようになりました。

 しかし、今度は、どのように実験条件を設定するかが問題になり、これも試行錯誤しながら、それを決めていくという方法で、その良し悪しを確かめていきました。

 こうして最初のサンプルを得ることができました。

 しかし、これは最初の初歩的実験でしかなく、その目標達成に近づくには、かなり遠いアプローチであったように思われました。

 これらは、まったく秘密のベールに覆われていたものの、ごく一部をこじ開けたようなもので、その結果から、わずかな法則性の欠片が少し垣間見えたにすぎないような段階のものでした。

 しかし、それでも企業側にとっては、それで「結果オーライ」になるのであれば、「それでもよい」とのことでしたので、この初歩的実験サンプルの評価試験を待つことになりました。

 かなり簡単ではない実験でしたが、こちらとしては、その新たな知見を得たことで一先ず「よし」とすることにしました。

 ところで、この実験を前後して、本日も緑砦館においてBレーンの栽培装置づくりを行いました。

 昨日も、その作業の予定を述べておきましたが、そのうち、私が担当している部分のほぼすべてを、今夕までに仕上げることができました。

 振り返れば、12月下旬に緑砦館北側のCレーンに水槽を運び込み、とにかく、ここでの野菜を含む植物の栽培を開始しました。

 続いて1月中旬に緑砦館南側のAレーンの装置づくりを開始し、それが2月中旬までに完成しました。

 そして、このレーンにおいて栽培を開始したのが2月20日であり、本日までに約2週間を経過することができました。

 緑砦館のメイン装置であるBレーンは、2月24日から装置作りの作業を開始しましたが、連日の取組によって、それも、残り僅かの工程になりました。

 上述のように、私が担当していた工程はほぼ終了しましたので、明日は、光マイクロバブル装置の点検とその専用配備の工夫を凝らす仕上げをします。

 そして相棒が担当の上流の配管とヘッダーおょび発生装置の設置を待ちたいと思います。

 思えば、ここまで足掛け4か月を要しました。

 南棟、北棟の建設から数えると10か月にもなりますので、これは決して短くない歳月を経たことになります。

 その10か月のことを思い出しながら、緑砦館のA、B、Cレーンのほぼ全容が整うことが間近に迫ってきましたので、一入の感慨がわいてきました。

 そして、次のような思いが湧いてきました。

 「間もなく『緑砦館物語』の第1ステージである『栽培装置づくり』が終わる。

 次のステージは、これらのレーンの特色を生かして、いかにユニークな野菜を含む植物栽培を行うかが重要になる。

 このステージでは、どのような壁をブレイクスルー(突破)していけばよいのか、いや、実際に、ブレイクスルーしていくのか、これが大きな問題だ。

 決め手は、AとBのレーンを、それぞれ活かしながら、その相互利用をどう図るかにあるのではないか」


 おそらく、この壁は幾重にも重なり、相当に高いものではないかと想像しています。

 明日からは、この突破作戦の準備に取り掛かる必要がありますね(つづく)。

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          緑砦館では、サヤエンドウの実が生り始めました