当初は、3月1日を「大成研究所」の発足日としていましたが、この日を含めて1~3日に、ある企業との共同研究による実験を行うことになり、その発足を後日に延期せざるをえなくなりました。

 その企業からは、前日の28日に大量の実験材料が届き、それで玄関が埋まってしまうほどで、これを見ても、その企業の意気込みを窺うことができました。

 これらを用いて1日の朝から、その光マイクロバブル実験が開始されました。

 その企業からは3名の方が参加、こちらは、私と相棒(YO)の二人が対応しました。

 送られてきた材料を用いての実験は、初めてのものばかりでしたので、はたしてどんな結果が出てくるのか、私も、何となくワクワクしながら、その実験に臨みました。

 これらは、最初の、いわば「見極め実験」ですので、光マイクロバブルが、どの程度通用するのか、それを大雑把に見極めることを主眼にしたものでした。

 それは、単純なものから、結構複雑なものまで多種多様で、その都度、光マイクロバブル装置の使用法やその実験操作などを工夫しながら、なんとか、それらの見極めが可能なところまで到達することができました。

 なかには、予想以上の成果が出てきて驚き、さらには、まったく新しい発見となる結果も得ることができ、その度に実験の進展が早まっていきました。

 「何事も実験してみなければわからない。実験の結果を観てから考える」

 このような問題ばかりで、その都度、光マイクロバブルの性質が問われることになりましたが、それぞれおもしろい結果が出て、今後の進展の可能性がやや広がったように思われました。

 詳しくは、その試験結果の分析を待ちますが、じつに楽しい3日間を過ごすことができました。

 さて、この実験は、私どもにとっても、小さくない意味を有すものであり、このような研究開発型の実践が、企業との共同によって、今後も発展していくのではないかと拝察しています。

 これまでのように、単に、光マイクロバブルを適用して「上手くいった」、「思わぬ成果が生まれた」という次元の試みから今一歩踏み出し、これまでに存在していた困難を、私どもの光マイクロバブル技術でどうブレイクスルーしていくのか、これが真正面から問われる段階に分け入ることになりました。

 これは、企業側が抱えている困難を何とかして解決したい、私どもの光マイクロバブル技術で、それをブレイクスルーできないかという共同の試みであり、以下の特徴を有しています。

 ①問題解決がむずかしい困難を、どう光マイクロバブル技術でどうブレイクスルー(突破)するのかが問われますので、それだけ、より高度な技術的解決力が要求されます。

 ②抱えている困難がむずかしければまむずかしいほど、その解決には意味があり、それによって、新しい技術開発の突破口が開かれることになります


 ③その突破口が契機となり、そこに新たなビジネスチャンスが生まれてきます。


 ですから、この過程においては、テーマの設定、その突破方法、解決のヒントを得るための実験方法、結果の考察と評価、展望など、それらの一連のものが総合的に問われることになります。

 これは、まさに、知恵と工夫の出し合い、揉み合い、そして洗練の度合いを競い合う過程であり、ここから、一歩も二歩も足を前に踏み出していくことが、とても大切です。

 これから、このような共同が徐々に増えていくのではないかと思われますので、それらに心して取り組む必要がありますね。

 おそらく、このような過程を辿りながら、光マイクロバブル技術は、その「生成期後期」から「発展期前期」へと足を踏み出していくのではないかと推察しています
(つづく)。

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                 裏庭から見える竹藪