北の国では、連日の大雪で、さぞかし大変な毎日を、お過ごしのことと拝察しております。

 雪に埋もれたなかでは、それこそ心の底から「春よ早く来い」と希望されていることでしょう。

 ここ国東は、南国の地で『日本の地中海』と呼ばれている温暖の地です。

 例年ですと、雪が積もるのは1、2回ぐらいしかなく、その積雪を珍しく思うのですが、今年はだいぶ事情が違うようです。

 「今日も小雪が舞っている」、「明日は雪が積もるらしい」、「今年の冬はよく冷えるね」、このような会話が、連日よく飛び交っています。

 さて、国東にしては寒い冬のなかで、私も「春よこい」と心から願っています。

 振り返れば、昨年末に緑砦館(GFH3)の建屋がようやく立ち上がりました。

 それから約二か月が経過し、緑砦館の内部の内部も、徐々に設備が整い始めています。

 本日は、その最近の配備の様子を紹介することにしましょう。
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緑砦館全体配置図

 1)GFH1
 西邸の中庭にあったものを東邸の中庭北ゾーンに移設しました。

 ここには、すでに数種類の野菜が植わっていましたので、これを傷めずに移植することが重要な課題でした。

 まずは、その野菜のみを先に取り出し、その次に水路を取り出し、臨時の外での栽培を行えるようにしました。

 そして、すべての水路を運び出した後に、ハウスを丸ごと抱えて今の北ゾーンに移設しました。

 そこで、再び、ハウス内に水路を再移設し、すぐに外で栽培中の野菜を移植しました。

 野菜たちにとっては、あちこちへの移動で、いったい何が起きたのであろうか、という思いがしたことでしょう。

 これで何とか、GFH1での野菜栽培ができるようになりました。

 続いて、ここには、11月末に、地元産の「ある植物」の苗が移植され、それが現在も続いています。

 しかし、ここは、北風を直接受けるところであったために、それが強い場合には、ハウスごと20~30㎝も動いてしまうほどでした。

 「きちんと位置を固定できるようにアンカーボルトを打ち、そして各所に発生している隙間を埋めなければならない」

 この作業を行うには、ハウス内の野菜を再び取り出し、水路の水を抜いて動かす必要がありました。

 そこで野菜については、GFH2と3に順次移植を行いながら、順次、野菜の数を減らしていき、先週に、それをゼロにするこができました。

 現在は、その隙間埋め、雨漏り箇所の点検と整備などを行っているところです。

 こうして、このハウス内は短期間に栽培する植物が目まぐるしく変わっていきましたが、その問題は、完全な北風と外気との断熱をきちんとできていなかったことにあり、この整備をこれから行っていくことになります。

 同時に、ここには、新たな水路を設置する計画が浮上してきました。

 最後に残っていた中型水路をGFH3内に移設し、その後に、地元産植物専用の水路を設けようという提案がなされています。

 この植物の収穫サイズは、170~180㎝ですので、この専用水路の設置においては、ハウスの壁高さ1.5m、天井高さ2.5mですから、その収穫サイズを考慮すると、その水路は、ほぼコンクリート地面に直置きの状態にするのがよいでしょう。

 これで、ようやく、GFH1における当面の栽培目的が明らかになりましたので、「さらに一歩前進」となる予定です。

 これから、春に向かって、その整備を行っていきますが、これには、次の課題があるようです。

 ①GFH1の整備(風対策、隙間防止、雨漏り対策、虫対策など)

 ②水路の搬出

 ③新水路の製作、設置

 ④苗の確保、他のハウスと連動しての内の栽培


 これらが進展することによって、この地元産の植物栽培の規模が徐々に増加していくことになります。

 可能な範囲で、栽培規模を段階的に拡大しながら、その栽培法を開発し、その成果を事業化に結び付けていく、これが重要であり、この実践は、一つのモデルになっていくことでしょう(つづく)。

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             ミツバとセロリ(GFH3、筆者撮影)