昨年6月から基礎工事が始まって以来の半年余、南棟(大成研究所)の第1期、北棟(住居)の第2期、そして植物ハウスの第3期と進んできました。

 しかし、未だ、その完了には至っておらず、最後の過程の仕上げが断続的に続いています。

 そんななか、12月の22日から、南棟の南側の庭園予定の土地に置かれていた工事用機器が無くなりましたので、その後の土地の石ころ取りに精を出してきました。

 この土は真砂土であり、結構硬くなって、しかも大量の石ころ混じりですから、これを鍬で掘って石を取り出し、それをスコップですくっては篩にかけて土を落とし、石だけ、別のところに運搬します。

 これを約100㎡にわたって延々と毎日繰り返していくのですから、ちょっとした根気と体力が必要でした。

 最初はふらふらしながらでしたが、やっているうちに、それが普通になり、いつしか日課となりました。

 寒い中でも、1時間も身体を動かすと一汗かくことができ、爽やかな気分を味わうことができました

 しかし、その力仕事も、昨日で終了しました。

 なぜなら、その石取りが行われた土地の上に真っ黒い土が被せられたからでした。

 この「黒土」は、この周辺にはなく、ガーデニング用として、わざわざ豊後大野市犬飼地方から運んでいただきました。

 おそらく、阿蘇山系の黒い土であり、真に立派なものでした。

 「この黒土は、すばらしいですね。吃驚しました」

 「黒い土と白い建物で、引き締まりますね」

 「その通りですね。さぞかし家内が喜ぶことでしょう」

 この前庭の利用法については、さまざまな意見が寄せられていました。

 「どんな花壇を設けるか」、「扉の石段をどうするか」、「通路はどうするか」、「土留のブロックはどうするのか」、「木を植えるのか、野菜を育てるのか、花は?」、「駐車場はどうるのか?」

 など、など、まことに多彩でした。

 これらを参考にしながら、結局、最後には、南側の約100㎡の土地、すべてに黒土を入れて、そこを、すべてガーデニングする場所にするのがよいということで落ち着きました。

 その黒土を入れた前庭を示しましょう。

kurotuti
前庭 

 早速、この黒土が入った前庭を、どうするかで、協議が弾みました。

 その結果、ここを野菜の露地栽培用として使い、中庭の緑砦館(GFH)と連動させて利用するのがよいということになりました。

 ここで露地栽培による苗づくりをし、さらに水耕栽培との比較も行うとよいということで意見の一致を得ました。

 
すでに、中庭の緑砦館(GFH)における水耕栽培の方は、わずかですが、開始されていますので、そのうち、春に備えて、この露地との相互作用の具体化を図っていきたいと思います。

 このガーデニングのことを考えると、なんだか、少しゆかいになりました。

 日本の地中海、国東の春が待ち遠しいですね


 その春がやってくる頃には、大成研究所も本格的に始動していることでしょう(
この稿おわり)。

緑砦館20180111

緑砦館南棟(大成研究所)