またまた、お隣のMさんが、珍しくて貴重な白子(しらす)が届きました。

 白子はカタクチイワシの子どもであり、珍味とされています。

 今回の白子は、前回と比較すると約2倍の大きさのものでした。

 早速、生のままで、それに、同じくいただいたカボスをたっぷりかけて食べ、その新鮮さとおいしさに感激しました。

 おそらく、白子が成長して大きくなった分、旨みを増えたからでしょう。とにかく甘みを主にした旨みがすばらしく、「こんなにおいしい白子は食べたことがない」と舌鼓を打たせていただきました。

 「これが、獲れ立ての白子の味か!」

 初めての食体験に感動の連続でした。

 「この白子に、カボスがよく合うでしょう」

 まことに、その通りで、今度はカボスの絞り汁をさらに加えて醤油も少し添えてみたところ、さらに風味が増しました。
 
 「これが、別府湾の白子の本当の味か!」

 この味の感覚が翌日も残っていて同じように、この珍味を楽しみました。

 やはり、ほんの僅かでしたが鮮度が落ちていましたので、今度は、それを釜揚げにして茹でていただきました。

 Mさんの「お勧め」は、この釜揚げにしてから冷凍保存をしたらよいとのことでしたので、残りをすべて釜揚げにしました。

 
その試食をしてみて、どうやら、釜茹で時間の違いによって微妙に味が異なるようであり、次回は、それに注意しながら最適の湯で時間を探究してみたいと思います。

 この釜茹で白子は、甲府の孫の大好物であり、今度正月に里帰りしたときに出すことにしましょう。

 冷凍といえば、先にいただいた鰆の切り身も残っています。

 これを解凍して、お茶漬けにして食べるのもなかなか粋な味がします。

 正月料理に飽きた頃に、あっさりした食べ物としてよいでしょう。

 またしても、Mさんと大分の海の幸に感謝、感謝ですね(つづく)。

sirasu

生の白子