このところ、斜め向かいのMさんが、漁に行ったといって魚をよく持ってきてくださるようになりました。

 どうやら親戚の方が漁師さんなので一緒に漁に出かけて行かれるようで、その都度新鮮な魚のお裾分けがあります。

 「いつも、新鮮で貴重な、そしてすこぶるおいしい魚をいただきありがとうございます」と、半分恐縮しながら、それをいただいています。

 この漁は別府湾が多いらしく、ここは、黒潮の一部が豊後水道を通って北上し、丁度佐賀関と四国の佐田岬の間がわずかに15㎞と狭く、ここを通過する際に潮の流れが速くなります。

 その潮が大分空港のあたりに衝突しながら、左旋回して別府湾へと流れていきます。

 潮の流れが速いところにはプランクトンが多く発生しますので、それを食べに魚たちが集まってきます。

 そして、その集まった小さい魚を追って、今度は大きな魚も寄ってきます。

 今の時期ですと、別府湾ではシラス漁が盛んであり、このシラスをめがけて鰆が集まってくるのだそうです。

 鰆は夏の魚ですが、今の時期は脂が乗っておいしいですよ。

 さて、Mさんからの今回のお裾分けはメバルでした。

 その写真を示しましょう。

mebaru
メバル

 やや小ぶりでしたが、Mさんのお勧めで煮魚にしていただきました。

 これを一口いただいて、おやっと思いました。

ーーー いつも食べているメバルの味とちがう。これはどうしたことか?

 「これは甘い、おいしいね!」

 これまで食べてきたメバルと比較すると格段に甘くて柔らかいのに少々驚きました。

 思わず箸が進み、2匹、3匹といただき、その味を確かめましたが、いずれも同じで、サイズは小さいが最高水準の味だと感心しました。

 
「今回もすばらしい魚をいただいたね!」

 お礼にと焼酎を持っていっていただきましたが、今度はMさんがとても喜ばれていたそうです。


 これで、私のメバル観は、大きく変わってしまいました


 Mさん、どうもありがとうございました(つづく)。