昨日は、北からの強風、にわか雨、そして太陽光が射しこむ晴天と、めまぐるしく天候が変化していった。

 変わりやすい初冬の気候、ここは「日本の地中海」と呼ばれ、温かい南国の地であるが、やはり冬になると冷え込むこともあり、師走の気配が漂い始めてきた。

 そんな天候のなか、午後からは、工事をしていたみなさんの協力を得て、GFH1のハウスを持ち上げ、緑砦館中庭の北ゾーンへの移動を行った。

 2.5×3.5×2.5mのポリカーボネート製ハウスが軽々と持ち上げられ、難なく所定の位置に据えられ、ほっと安堵した。

 その後、ハウス内へ水路(GFH1-1)を移設、移動前のGFH内では、水路が二段になっていたので、これを一段だけにして、陽当たりをよくしての栽培に切り替えることにした。

 この水路には合計で240弱の株孔があるので、ここで野菜が育ち始めると、かなりの収穫が見込めるようになる。

 一方、その向かい側(西側)には、2つの小型水路(GFH1-2と1-3)が設置されている。

 これらにおける移植可能な株孔数は、それぞれ約160なので、この2つを併せると320株になる。

 GFH1全体では、240+320=560株、これがGFH1内で育てることができる最大株数であり、このハウスの面積は8.75㎡であることから、単位面積当たりの株数は64となる。

 ハウス内にはまだ余分なスペースがあるので、そこでの追加栽培数を考慮すると70株/㎡前後が単位面積あたりの最大株数になるであろう。

shunngiku -5
シュンギク(GFH1)

 これが、光マイクロバブルによる高密度栽培の重要な特徴のひとつと考えてよい。

 「これでは、苗の数が足りない」

 早速、近くのホームセンターに行き、苗を40株ほど買ってきた。

 ・セロリ
 ・グリーンレタス
 ・サニーレタス
 ・ブロッコリー
 ・パセリ
 ・カツオ菜


などである。

 今日は、これらの苗の土落としから始め、その移植まで済ますことができるとよいのであるが、どうであろうか。

 ほかに急ぎの懸案もあり、その目標達成は微妙である。

 また、GFH2内の水路で栽培中の植物の苗を仮栽培する水路を整備し、そこに苗を運び出す作業があり、これが最優先事項である。

 これを済ませた後に、GFH2の水路3つをすべて運び出し、西邸中庭の東端まで移動しておく必要がある。

 そして明日、人数が揃ったところで、これをみんなで抱え上げ、所定の南ゾーンに移設する予定である。

 ここまでが大作業であり、これを終えた後は、GFH1と2内の水路を徐々に整備して栽培可能にしていけばよい。

 すでに明らかなように、GFH1の栽培可能な最大株数は約600であることから、これにGFH2の分を加えると、その数は1200株になる。

 これはかなりの数であり、それだけアグリ部門の労力も求められることになる。

 最終的には、これに新設のGFH3が加わることになるので、その数は数倍近くにはなるであろう。

 こうなると、ちょっとしたアグリ事業になる可能性がある。

 この事業の目的は、「小規模であっても、十分に採算が確保できる植物工場」のモデルを打ち立てることにある。

 だれもが、簡単に、そして、高生産性とともに、採算性も確保できる、これが豊かでゆかいな、私のめざすアグリ事業である。

 これは、「大規模化しないと採算性が確保できない」といいながら、それが実現できていない現在の植物工場の「常識」を大きく覆すことになる可能性を有している。

 これから、「植物工場のブレイクスルー」、これをめざす実証試験がいよいよ始まることになる(つづく)。

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                  仮置きの野菜栽培の様子