昨日は、今にも雨が降ってきそうな曇り空でした。

 北風も少々吹いてきて初冬の様相を帯びてきました。

 緑砦館の中庭の工事が本格化してきました。

 まず、東側の約20㎡における基礎の上のタイル貼りが始まりました。

 例によって左官歴50年のYさんのタイル貼り技術、見ていて惚れ惚れするほどの手さばきでした。

 動きに少しも無駄がなく、裏にセメントを塗ったタイルを所定の位置にポンと置き、その上を木槌でポンポンと2度叩いて位置調整を行い、それで貼りが終わりとなります。

 まことにみごとであり、同じくベテランの大工のUさんが、「これは、誰ばれできない!」としみじみ仰られていました。

 そのタイル貼りの西隣で、基礎のブロック設置も始まりました。

 正確に建屋の線引きがなされ、そこにブロックが鉄筋とともに積まれていきました。

 これによって、緑砦館(小規模植物工場、GFH3、40㎡)のスペースが見えてきました。

 この一段のブロック基礎ができ上ると、その上にプレカットされた柱が建ち、棟上げに至ります。

 ここで、私どもにとっては小さくない問題が起こりました。

 それは、西邸の中庭にある植物ハウス(GFH1と2)およびそのなかに設置されている合計で8つの水路の移動が簡単にできなくなったことでした。

 これらの水路の約半分には、すでに野菜や植物の栽培がなされており、これを継続する必要がありました。

 この継続を含めて、次の工程が仕組まれることになりました。

 ①現在ハウスのなかで栽培中の野菜を継続して育てるために、その水路を一端外に出して仮栽培の場所を確保する。
 
 ②仮栽培用の水路と野菜を移設した後に、順次水路をハウス内から運び出し、新たに設置する南ゾーンと北ゾーンに移動する。

 ③また、そのうちの3つの水路は、GFH3用に別の場所に確保し、その竣工後に搬入する。

 ④GFH1と2のポリカーボネート製ハウス(2.5×3.5×2.5m)2つを手で持ち上げて北および南のゾーンの所定の位置まで運び、設置を行う。

 ⑤
南北ゾーンにおいて水路の位置決めを行い、再設置する。また、そこに野菜を再移植して栽培を開始する。

 これらの作業を、この1週間のうちに遂行する必要があります。

 なぜなら、GFH3の棟上げがなされると、ハウスの移動がほとんど不可能になってしまうからです。

 とくに、④の作業は大事であり、ハウスを丸ごと持ち上げて人力で運び出すのですから、屈強な方々数人が必要になります。

 この段取りと作業工程の具体化をどうするか、これを、あれこれと考えているうちに、頭がグルグルと周りはじめました。

ーーー そういえば、かつては実験をどうするかで、いつもこんなふうに思案していた。ダムや海などの現場においても、よく考えをめぐらしたものだった。

 そこで昨日、この一大作戦を開始し、まず、GFH2の第4水路を運び出し、きれいに洗って南ゾーンに仮置きしました。

 ここにポンプを設置し、光マイクロバブルを発生させて栽培の準備を完了させました。

 早速、この水路にGFH1の第3水路および第4水路に植わっていた野菜を移植して、屋外での臨時の野菜栽培装置が完成しました。

 これを、左官屋さんや大工さんたちが、物珍しそうに眺めておられました。

 続いて、GFH1内の第3および第4水路を北ゾーンに運び出し、この水路にもポンプを再設置し、水も入れた後に、GFH1の第2水路に育っていたセロリなどの野菜の移植も住め瀬ました。

 これでGFH1と2内の約半分の水路の運び出しが完了、残りは明日の作業で、この移設を完了させる予定です。

 ところで、これらの移設後のことですが、南北両ゾーンのGFH1と2の栽培環境は、以下の理由でより向上するのではないかと推測しています。

 ①南からの太陽光が射しこむ時間が大幅に増える。

 ②逆に、西日があたる時間が減少し、野菜が育ちやすくなる。

 ③南北方向に風が通りやすく、その風を利用できる。

 ④基礎がしっかりしていて虫等の侵入を防ぐことができる。

 ⑤ハウス内の気温、日照の制御がより簡単にできるようになる。

 これらの向上は、きっと光マイクロバブル野菜栽培によい作用効果をもたらすことでしょう。

 GFH1(北ゾーン9㎡)、GFH2(南ゾーン、9㎡)、GFH3(中央ゾーン、40㎡)、この3つが、緑砦館における新実験プラントになる予定であり、その完成の暁には、きっと壮観なことでしょう


 しかし、その前に上記青字の②と④が大仕事であり、果たして、どう、この難関を超えるか、知恵と力の出しどころですね(
つづく)。

nakaniwatairu
     
  中庭のタイル貼り(まだタイル間の目地のセメントが未挿入)