国東安岐港の魚の競り市場に通っていると、時々、おもしろいことが起こります。

 この競りにおいては、売り手は高く、そして買い手は安く買う、この駆け引きには独特の緊張感があります。

 この競りで落とされる価格には、魚の良さ、悪さが反映されていて、見ている私たちは、その価格で、その魚の評価をします。

 ところが、時々、どういうわけか、この競りの法則が成り立たないケースが生まれることがあります。

 それは、売り手も買い手も、その魚がどうでもよくなって、面白半分で価格が決められることがあることです。

 一箱(トロ箱)100円の二例目です。

 まずは、その素敵な写真を示しましょう。
 
gizami
全部で100円のギザミ

 体長17、18㎝のギザミが12匹です。

 肉付きもなかなかで、立派なおかずになるであろうと思っていました。

 一匹あたりは8円ちょっと、信じられないような値段でした。

 これを鉄板焼きにして食べようと思っていたら、先日の研究会の席で煮物として出されていました。

 「この煮魚、なかなかおいしいね。ムカゴご飯とよく合いますよ!」

 この煮物も結構おいしく、8円でも立派においしい料理として成り立っていましたので不思議なものですね。

 こうなると新鮮な魚でありさえすれば、みなおいしい、高級魚にも対抗できますね。

 今回も、よい「おもてなし」ができました
(つづく)。