秋らしくなってきましたね。

 新築の緑砦館の裏側を散歩していたら、陽だまりに若竹が凛として育っていたのが目に留まり、清々しさを覚えました。
 
take
若竹

 明後日から二日間にわたって、第13回マイクロバブル技術国東セミナーが開催されます。

 いつものことですが、このセミナーに際し、その準備に追われています。

 直前にならないと、頭の方が真剣モードにならない、これは誰しも同じなのかもしれませんが、私の場合、かなり前から準備を始めていても、どうしても、このパターンに陥ってしまいます。

 とくに今回は、大成研究所の竣工記念ということもあって2つの記念講演を行うことになりましたので、それを踏まえた新たな視点に基づく内容にしようという意図がありましたので、この思慮にもかなりの時間を要することになりました。

 この2つの記念講演とは、私の40年余にわたる微細気泡研究の「これまでと今後」を話すことでした。

 それぞれ与えられた時間は60分、40年余を振り返り、今後の20年を展望するとなると、この数倍の時間が必要になります。

ーーー どうしようか?

 最初に浮上してきたのが、それを「どう、コンパクトにまとめるか」の問題でした。

 しかも、セミナーに参加されるのは初めての方々がほとんどですから、マイクロバブルのことを深く理解されているわけではありません。

 そのために、話す内容は、解りやすく、そしておもしろく、刺激的で感動を呼び起こし、さらに欲をいえば、楽しくてゆかいな気分になることが可能になるものでなければならない、いや、少しトーンダウンして、そうありたいと思っています。

 こう考えると、私にとっては、結構難しい、考え込む時間が必要な課題となりました。

ーーー たくさんの事例を並べて紹介するのでは、すぐに与えられた時間がなくなってしまう、短い時間で、印象深く、心に刻み込むことができるようにするのは、どうすればよいのか?

 ここは思案の為所(しどころ)ではないか、と沈思黙考を繰り返し、ようやく、次のアイデアが浮かんできました。

 この40年余において、①最も印象が深く、②それが、その後の物事の発展に決定的に重要であった、③それらが重要な意味と価値を持っていた、④これらが重なって、私のなかで、光マイクロバブルの「すばらしさとすごさ」が強固な認識として確定していったこと、これらを中心に話をするのがよいと思うようになりました。

 これは、ある意味で、未熟な光マイクロバブル研究の段階、すなわち生成期の初期から今日(後期)までを辿って解説を行うことでした。

 そして、その段階のそれぞれの「私の理解における未熟性」を示すことでもありました。

ーーー 結局、光マイクロバブルに関して未熟な理解しかできていなかった私が、どのようにして光マイクロバブルの本質に出会い、理解を深めていったか、それが光マイクロバブルのすばらしさを学ぶ旅であったこと、これを素直に述べるしかない、これが一番よい!

 準備の時間が無くなるなかで、ようやくのことでしたが、このような視点を見出すことができました。

ーーー この大局が明らかになったおかげで、後は、それに基づいて走り出せばよい。

 方針が定まると、私の場合、事は徐々に動き出します。

 具体的には、この40年余を振り返り、決定的に重要で印象深かったことを洗い出してみよう、いわば、エピソードを探し出し、並べてみることにしました。

ーーー 時間は60分程度だから、エピソードの数は多くて5つではないか?

 これを探索し、目の前で並べてみて、次の5つを選び出しました。

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 次回は、このエピソードのなかに分け入ることにしましょう
(つづく)。