一昨日、めでたく緑砦館南棟(大成研究所)の竣工がなされました。

 一般に、建築物が竣工された際には、記念の儀式が挙行されることがありますが、今回は、竣工といっても、その建物の受け渡しがなされたのみで、何か特別のイベントが行われたわけではありませんでした。

 早速、そこに机、イス等の物品の搬入が開始されました。

 搬入といっても、今回は、すぐ隣ですから、行き来する間に少量の物をゆっくり運び込むことによって徐々に引っ越しを遂行することにしました。

 この10月7日という竣工日を契機にして、これから、1年間に渡って、無理なく、焦らず、そして着実に、各種の記念の事業を持続的に行っていくことにしました。

 その意味で、記念すべきスタートラインが切られたことには、小さくない意味と意義があったのではないかと思います。

 なにせ、つい1週間前までは、この竣工日が定まらないために近々の計画を確定することができず、悶々としていました。

 しかし、その第1次の竣工という関門を越え、実際には、かなりのバタバタ感を伴いましたが、以下のような記念事業を立案するにいたりましたので、ここに報告いたします。

 ①10月14日(土) 9:00~12:30

   第8回ナノプラネットゼミ 記念話題提供 座談会 コンサート鑑賞会ほか

 ②10月25日(水) 18:00~20:00
   第28回マイクロバブル研究会 記念講演 記念コンサート

 ③11月17日(金)13:00~18日(土)12:30
   第13回マイクロバブル技術国東セミナー 記念講演2題 記念コンサート


 ④連続12回記念対談(第1回の対談者を人選中) New!
   その道のプロを招いて、大成研究所長の大成博文とのワクワク対談を毎月1回のペースで連  続12回行います。
   第1回は、ペットの全国的なトリミングコンテストで優勝経験のあるトップトリマーを招いて、   最新のペット洗浄技術に関する対談を行う予定です。
   この対談の様子は、ビデオカメラ撮影がなされ、その要旨が研究レポートとしてまとめられる
  予定です。

 ⑤今後、記念のシンポジウム、講演会、ユニーク事業等が検討されています。

 やや前置きが長くなってしまいましたが、ここで本題に分け入ることにしましょう。

 本日は、前回に引き続き、「教え子さんのコメント」に関する回答と解説を試みることにします。

 以下は、その該当部分を再録です。 

 直接の回答は、コメントの下に赤字で示し、それらを総合した解説は、後に記すことにしましょう。

 「③以前からドクターの考察において、『光マイクロバブル』の特性は収縮過程において自発光することである、ということであります」

 超高速旋回式発生装置から発生した光マイクロバブルのほとんどすべては収縮します。

 この運動は、単に気泡が小さくなっていくという運動ではなく、約9ヘルツの振動現象を示しながら収縮していくことに重要な特徴があります。

 そして、この収縮過程においては、急激に負電位を増大させながら、自発光を繰り返すという特性を有していることも明らかになっています。

 ですから、これをきちんと述べるとすると、「光マイクロバブルのほとんどすべてが、その発生直後から収縮を開始し、その過程において負電位を増加させ、自発光を繰り返す」ということができるでしょう。

 「④このことについては実際に確認していませんので、今のところそうなんだと思うしかありません。 しかしながら、ドクターが言う「マイクロバブルに圧壊は起こらない」という考え方と相反する現象と言えなくもない、と考えるわけであります」

 まず、 この場合、「圧壊とは何か」、が問題になります。広辞苑によれば、それは、「押しつぶすこと」、「おされて壊れること」とされています。

 この言葉の通りとすれば、圧壊とは、「マイクロバブルが圧力で押しつぶされ、おされて壊れる」ことを意味することになります。

 問題は、この「圧力で押しつぶされ、あるいは、おされて壊れる」ことが起きるかどうか、にあります。

 そして、この場合、マイクロバブルを押しつぶす圧力の実体は何なのかが問題になります。

 これらを踏まえて、私どもは、光マイクロバブルの収縮過程を微視的に(400から800倍)詳しく観察してきました。

 その結果、光マイクロバブルは、収縮の最後の過程において、すなわち、直径10~1㎛の光マイクロバブルの観える範囲においては、その可視化された画像からは、圧壊に相当するような挙動を見出すことはできませんでした。

 それを観察事実に基づいて表すとしれば、「光マイクロバブルは、収縮して消失する」とすることが自然であると判断いたしました。

 それゆえ、超音波現象で適用されている気泡の圧壊現象を機械的に適用することには相当に無理があるという見解を明らかにしてきました。

 しかし、ナノサイズの気泡については、それを判断する実証データーが出されていませんので、そこにおいては、圧壊に相当するような類似の現象が存在する可能性を否定しているわけではありません。

 すでに述べてきたように、この問題はナノサイズの気泡の発生メカニズムとも関係していますので、その詳細を検討することが今後の重要な課題ではないかと思っています。

 「⑤小生といたしましては、表現は悪いですが、何らかの爆発が起こらなければ、光るという現象は起こらないと考えます。このことについてコメントがあればお願いします」

 発光は、収縮の過程において、光マイクロバブル内が高温高圧になることによってエネルギーが励起される現象の一つといえます。

 この場合、非常に重要なことは、光マイクロバブルの発光が、その収縮過程において頻繁に起こることが筆者らによって観察されていることです。

 これは、光マイクロバブルの発光が、最終末のみで起こる現象ではないことを示唆しています。

 ですから、教え子さんの見解に則して、この発光現象を論じれば、「何らかのエネルギーの励起(「爆発」に類似した現象)によって、光マイクロバブルの発光は頻繁に生起する」といってもよいでしょう。

 ですから、光マイクロバブルの発光は、全面的な圧壊現象を伴わなくても、実際に生起している現象であるということができるでしょう。

 もう一つ重要なことは、この発光の引き金となる励起現象が、何にもってもたらされるかという問題です。

 この謎を究明するには、光マイクロバブルの収縮運動に伴う「高温高圧化」問題をより深く考察する必要があります。

 次回は、そのことについてもやや詳しく分け入ることにしましょう(つづく)。

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