今年のトマト栽培は、中庭の水槽(GFOーL1)を中心に行われました。

 トマトの種類は、ミニトマトと中玉のものでしたが、後者は1本のみでした。

 これが、順調に育って最初の収穫を7月中旬に行いました。

 早速、このトマトを沖縄に持参し、トマト好きの親子に食べていただきました。

 そしたら、彼女らは無言のままで召し上がっていましたが、その娘さんの方は、そのトマトが酸っぱかったのでしょう。

 表情にわかるほどに、顔をしかめて我慢しながら食べておられました。

 私は、この時点で試食をしていませんでしたので、彼女らの反応を見て、その味を推測することができました。

 その後、1か月が過ぎて、2回目の収穫の時期を迎えました。その時の写真を示しておきましょう。

 そこで、このトマトをどうしようか、ということになり、「家内が山梨の孫たちに送る」といい始めましたので、これを検討することになりました。

 「その前に、トマトの味を確かめてみて・・・」

 「食べてみたら、とても美味しかったですよ」

 「そうか。あれから熟してきたので美味しくなったのだね」

 「これだったら、孫たちもトマト好きだから、とても喜びますよ」
 

 こういわれて、私も、その味を確かめてみたところ、家内のいうとおりで、これが美味しく、「さすが、マイクロバブル育ち」という認識を新たにしました。

 マイクロバブルトマトの特徴は、みずみずしさに加えて甘みとコクがあり、それらがしっかりした味になっていることにあります。

minitomato
収穫したミニトマト

 その後、これには後日談があり、トマトを食べた「チべ」君が、お礼の手紙を送ってきました。また、その際に手紙が着いたかという問い合わせの電話もあり、その手紙が「なぞなぞ」だというのです。

 そこで、その手紙を受け取ってすぐに電話をすると、なぞは解けたのかと質問してきましたので、「これは難しい、読めません」と答えると、自分から、その種明かしをしはじめました。

 「おじいちゃん、鏡に映してみるとよく解るよ!」

 その場で鏡の前に行って読むと、それはすべて鏡文字で書かれたものでした。

 その昔、レオナルド・ダビンチも、この文字を愛用したそうですが、小学校1年生で、この文字を書いて送ってくるのですから、かれは、相当な文字達者ということができるでしょう。

 その封筒には、「トマトありがとう」の鏡文字まで書かれていました。

 こうして、今年のトマトの季節はほぼ終わりかけていますが、まだ、少し生っているようで、そのうち3回目の収穫を楽しむことになるでしょう(つづく)。

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チベの暗号