10月1日(竣工予定)を直前に迎え、大成研究所(The Onari Institute、略称「OI」)のソフト面の検討を開始しました。

 ハード面においては、それこそ最小の研究所と思われますので、まずは、これを第1ステップとして、そのソフトをどう構築できるか、ここが重要になります。

 そこで、その基本となる研究課題に関する概略的考察を行ってみました。

 これは、最初の「たたき台」的なものですから、これから、その中身も含めて検討を重ねて豊かにしていく予定のものです。

 以下、OIの研究課題の骨子を示します。

  1. マイクロバブル科学の体系と特徴 

 ここでは、簡略化して「マイクロバブル」という用語を使用します。それには、マイクロバブル、マイクロナノバブル、ナノバブルのことを含み、これらを総称して「マイクロ・ナノバブル」といいますが、ここでのマイクロバブルはマイクロ・ナノバブルと同義語であると断わっておきます。

 まず、マイクロバブルの科学研究を総括し、その体系化を行うことが重要です。これは国内外において日々進展していますので、その追跡と検討が必要になります。

 また、この検討によって、マイクロバブル科学(マイクロバブルに関する科学研究の成果)の到達点、その特徴と課題を明らかにすることが重要です。

  2.マイクロバブル技術の体系と特徴 

 同様に、マイクロバブルの技術に関する体系化、到達点、特徴、課題を明らかにする必要があります。

 また、マイクロバブル科学とマイクロバブル技術の相互関係を究明することが重要です。

 3.当面の重点課題

 OIにおいては、当面する重点課題(5年以内の課題)と中長期的課題(5年~15年)という「2つの視点に基づいて研究を活動を行います。

 前者においては、当面4つの重点課題を設定し、その研究プロジェクトを発足させる予定です。

 それらは、①食料問題、②健康・医療福祉問題、③生物洗浄問題、④個別の地域問題です。これらを具体的に究明し、実践的課題と結びつけていきます。 

 なお、④については、大分と沖縄が候補に挙がっています。 

 4.中長期的課題 

 これに関する柱は、これまでも示してきたように、①健康・医療、②食料・生物、③環境・エネルギーの3つの分野から、その重点課題を具体的にそれぞれ抽出して研究課題を設定する予定です。

 その際重要なことは、上記の当面する重点課題と、これらの中長期的課題をおかに調和させるかであり、それによって、中長期的課題のなかからも、当面する重点課題へと結びつくことが可能な開拓を行う必要があります。

 なお、これらの開拓問題は、世の中の動きと連動していく課題でもあり、その視点からのアプローチも重要と考えています。

 5. マイクロバブル社会の形成とその技術戦略問題

上記の当面する重点課題と中長期的課題の究明の成果をやさしく提示し、それが、社会のみなさんに解りやすいものでなければなりません。

そのためには、OIにおける研究の成果が、今日の社会にどう役立つのか、それを明確に示していくことが重要です。

私どもがめざすのは、それを一言でいうと「マイクロバブル社会」の形成です。これを、どう具体的に形成するのか、まずは、そのビジョンを提示していきます。

同時に、それらを実現するための「技術戦略」の方法も明らかにしていくとが重要です。これには、その全体像とともに、個別の技術戦略をやさしく解説していきます。

 幸いにも、マイクロバブル技術の裾野は富士山のように広く、その大地に、みなさんの理解と支援を得て、さまざまな建物を構築していくことが可能になります。


 以上が、今、私が考えていることの概略です。

 これらを、より豊かにして、なによりも、おもしろくしていくことが大切ですね(つづく)。

hetima0816
                    太陽に向かって咲くヘチマの雄花