前回は棟上げに関する記事でしたが、それから約2週間が経過しました。

 いつのまにか梅雨も明け、好天に恵まれて緑砦館の工事が急ピッチで進展しました。

 まずは、本日(7月29日)の様子を示しておきましょう。

 
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大成研究所(緑砦館)の屋根設置の様子

 この写真からも明らかなように、南側の研究所棟の屋根の設置が始まりました。

 この屋根の材質は、ガルバの鋼鈑と呼ばれるもので、現在では最適の屋根材と聞いています。

 周知のように屋根は風雨や雪を防ぐものですが、同時に夏冬の断熱作用も有しています。

 夏の場合、太陽が屋根に降り注ぐことで熱くなります。これを防ぐことはできないので、この断熱をどうするかが重要になります。

 写真右側のやや白いシートはゴムに似たもので断熱と水分排除が可能であり、これで第1次の断熱がなされます。

 すでに見えなくなっていますが、その下に厚さ60㎜の硬質発泡スチロール板が張られています。

これも熱と水分を防ぐことができますので、有効な第二次断熱が可能となるでしょう。

 さらに第三次の断熱版として木質の厚さ20㎜の合板が張られています。これは断熱の効果のみでなく、屋根の強度を図る目的もあります。

 その結果、梁と柱の強度も増し、建物そのものがしっかり建立することができるようになりました。

 断熱効果は、これらの屋根材に留まらず、さらに、天井板との間に、高級の断熱繊維を挿入するという、真に丁寧な設計がなされていました。

 その高級繊維の敷設の様子も示しておきましょう。
 
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                      断熱繊維(白色)敷設の様子

 これで天井板と屋根の間には4重の断熱がなされたことになりますので、暑さ、寒さを相当に軽減することができるでしょう。
 
 さて、断熱に関しては、もう一つ重要な箇所があります。

 それは、基礎の上部のコンクリートの部分です。ここが温められ、そして冷やされることで、その熱が部屋や床下に伝達されることになります。

 上記のように上部において折角断熱効果が十分になされても、このような下部での効果が不十分であれば、元の子もなくなってしまいます。

 そこで、基礎のコンクリートが表出されている部分にも断熱ボードが敷設されることになりました。

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断熱ボードの敷設

 写真の薄青色の部分が断熱用のボードです。また、その上部には、雨が降ってきても沁み込まないようにするための「水切」も敷設されています。

 これで、屋根、基礎、そして壁のすべてにおいて断熱が高度に何重にもなされることになり、夏の暑さおよび冬の寒さ防止に小さくない効果を発揮することでしょう。

 おそらく、夏は涼しい風が吹き渡り、冬になると孫たちが裸足になって足りまわっても寒くない建物ができあがることでしょう。

 ところで、棟上げ式にみなさんに差し上げた泡盛(久米仙と菊の露)は大好評でした(つづく)。