沖縄のウーチアサの夏めぐりは、近くの講演の朝の散歩から始めりました。

 すでに太陽は昇っていましたので、あの独特の青い空と白い雲が目にまぶしく迫ってきていました。

 カメラ片手に、講演を散歩し始めたところでした。

 突然、大きな飛行機音が聞こえてきました。

 まったく同じ高度で、同じ方角から、ほぼ1分間の間隔で4機が飛んできて、同じく北の方角に消えていきました。

 よく見ると、ファントムの機影でしょうか、白い雲の前に差し掛かるとくっきりとその形状を見ることができました。

 後で聞いて見ると、そのファントムが飛んできた方向には嘉手納基地があり、飛び去った北の方角には、勝連沖の自由航行域、そしてその向こうには辺野古のあるキャンプシュワブの基地があります。

 4機続けて飛んできた際の騒音は、かなりのもので、これが近くであると、その飛行機音で何も聞こえなくなるとのことでした。

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機影

 これが戦後72年も続いているのですから、ここには尋常ではない沖縄の現実が存在しています。

 ところで、この公園には、沖縄の珍しい植物や花をたくさん見かけることができました。

 まずは、何といっても一番の花はハイビスカスです。

 今時、色とりどりのハイビスカスの花が至る所で咲いていて、この公園にもありました。

 その1枚も示しておきましょう。

 この花といえば、映画「男はつらいよ、ハイビスカスの花」で、浅丘るり子さんが名演をなされていました。

 浅丘さんと沖縄のイメージがぴったり合って、名作中の名作ができあがっていたと思います。
 
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ハイビスカスの花

 この紅の花、浅丘さんによく似合いますね(つづく)。