とうとう、今年の梅雨明けが始まったようですね。

 「Uさん、今日から26日まで沖縄に行って参りますので、後は、YO社長にお願いしておきました。よろしくお願いいたします」

 「はい、がんばります~」

 屋根の上から、力強い声が聞こえてきました。

 本日は、15日の棟上げに続いて、私どもの研究所「緑砦館」の屋根張りが始まっていました。

 早朝から3人の大工さんが息のあった協業で、次々に屋根張りの作業が進展していました。

 この作業は、暑さ20mmのコンパネ板を梁に釘で張って行くことから始まっていました。

 この板張りによって、柱と梁が固定され、構造物としての確立がなされます。

 また、このパネルは濡れてはいけないそうで、天気の日に設置しなければならないそうで、今日は、それを行うにふさわしい晴天でした。

 これを張り終えると、次に厚さ60mmの硬質発砲スチロール板を張っていきます。

 これは段熱を行うための板張りであり、ここで屋根の熱さ、寒さの熱を遮断します。そのため、暑さ60mmという大きなサイズの板が用いられているのだと思います。

 そして、この板の上に屋根材を密着させます。この密着によって空気層を形成させないようにして、湿気の空気層や結露を防ぐのだそうです。

 下から、コンパネ板、硬質発泡スチロール板、屋根板という3重構造で、柱と梁の固定、断熱、湿気と結露の防止、雨風対策、これらが一度に実現できるというのですから、より優れた建築工法ということができるでしょう。

 5年前の現住居よりもより優れた工法ではないかと思います。

yane
屋根材のコンパネ板が設置され始めている様子

 写真右下は、植物工場ハウスが建つ予定の中庭、その向こうには研究所等の一部が見えています。

 Uさんの言葉通り、無事屋根材の設置が進むことを願っています。

 上記の挨拶を終え、沖縄へと旅立つことになりました。

 杵築駅12時34分発の特急ソニックの乗車客は少なく、よく冷房が利いていました。

 14時過ぎに博多駅について、駅弁売り場で、名物の東築軒の「かしわめし」を一つ買って空港に向かいました。

 福岡空港には、やや早めに着きましたので、ゆっくりブログ記事を執筆し、本日の更新が可能になりました。

 出発は17時10分、これから搭乗です。

 もうすぐ、ウーチアサの沖縄の夏に出会うことができますね(つづく)。