先週の水曜日(5月31日)に第23回マイクロバブル研究会が開催されました。

 新たに一人の新入会員を迎えてから会が始まりました。

 最初は、研究会員からの報告をとして、Sさんから「最近の取り組み」が紹介されました。

 この最近の取り組みとは、昨年に引き続いてのもので、昨年の経験を活かして、今年は、それをより発展させたものです。

 具体的には、ある農作物の苗づくりに関することですが、ここでは、それを明らかにすることは控えておきます。

 報告では、この種から苗までの成長過程が説明されました。

 それによれば、今年の方ができがよいそうで、その発育の様子が写真画像を用いて詳しく解説されました。

 私も、約2週間前に現地の視察を行っていましたので、追加の説明を行いました。

 なお、この結果については、みなさん大変興味を示され、討議も活発に行われました。

 また、S会員の積極的な取り組みも伝わり、多くのみなさんが刺激を受けることになりました。

 2つ目の報告は、O会員による「パンづくり」についてでした。

 Oさんは、丁寧にもパン作りの最初の工程になる天然酵母づくりに挑戦され、ヨーグルトやイチゴを用いて酵母を育てた経験を披露されました。

 また、実際に、後者の酵母を用いてパンを焼き、それを試食していただいたので、みなさん大喜びで試食されていました。

 肝心のパンの味も、なかなかよく、このせいで話がかなり盛り上がりました。

 この議論をまとめると、

 ①天然酵母の作り方しだいでパンの味が変わる。

  いかに豊かな風味の酵母を作れるか、これがどのようにパンの味に関係するか、この検討がなされました。

 ②酵母の発酵の具合で、パンの味やくふら味方が変わる。

  これに関しては、さまざまなパン作りの製法がありますので、それらを検討し、最適の製法を見いだして検討することが重要であるという結論をえました。

 ③パンを焼く過程で何が起こるかを究明する必要がある。

 これは、焼き方に関する問題に関係していて、中まできちんと焼けるか、それとも生焼の状態ができるのかという問題に関係しており、前者の状態をどう可能にするかに関して、そのメカニズムの検討が重要であることが示されました。

 この後、自由討論時間となり、みなさん思い思いで意見を交わされていました。

 結局、今回も、予定を1時間上回り、21時の閉会となりました。

 次回の第24回は、下記の要領で開催されることになりました。

 第24回マイクロバブル研究会
 日時:2017年7月26日(水)18時~20時
 場所:(株)ナノプラネット研究所会議室
 
 
(つづく)。
 
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                          玄関先の紫陽花