K1さん、その後、そちらでの暮らしはいかがですか?

 心安らかな日々を過ごされているのではないかと安堵しています。

 あなたとは、たくさんの思い出がありました。

 それらを書きつくそうと思っても、それは、到底不可能なことだと思っています。

 それにしても、互いに心躍らせ、アイデアの火花を散らして、「おもしろきことなき」世の中で、「おもしろきこと」をよく出し合い、とことん実践しましたよね。

 なかには上手くいって予想以上のことが起こり、互いに吃驚仰天することもありました。

 そんなときは、互いに手を取り合って喜び、そのすばらしさを噛みしめたものでした。

 そして、決まって、こういい合いましたね。

 「すばらしい、マイクロバブルはすごい!」

 おかげで、つい最近も、そのすばらしいことが起きましたよ。

 ここで、その成就の知らせを届けます。

 これも、二人して磨いてきたアイデアと実践の経験の積み重ねがあったからで、改めて、その切磋琢磨できたことに深く感謝申し上げます。

 それにしても、この成果は、すでに、関係者に一方ならぬ重要な影響を与え始めていますので、今後大きな広がりを徐々に形成していくことになるでしょう。

 振り返れば、最初は小さな「思いつき」であり、かっこよくいえば「ひらめき」から始まりました。

 それを一緒に食卓を囲んで確かめたこともありました。

 「なるほど、そうなのですか」

 そのことを自分の味覚で確かめるのですから、これほど明らかなことはありません。

 そういえば、あの時、一緒にセロリの葉っぱの天ぷらを、「おいしい」を連発しながらいくつも食べましたね。

 ワサビの替わりに柚子胡椒と塩で魚の刺身を食べ、「これは、なかなかいい味ですね」と気に入られて刺身もたくさん食べられました。

 最後には、イタリアンパセリの天ぷらの甘さに吃驚されていましたね。

 それから、こちらのヘチマを持参し、それを有楽町駅前のフランス料理レストランで料理をしていただいたら、驚くような料理が出て吃驚したこともありました。

 このレストランのシェフは、生の柚子胡椒のことを知らず、それをあなたが提供すると、とても喜ばれ、すぐにそれを生かしたアイデア料理が出てきました。

 このシェフは、よほどうれしかったのでしょうか、その料理を他のお客さんにまで振舞っておられました。

 その後は、このアイデアを拡散させ、あなたが「こうした」といえば、私は「こうしてみよう」と競い合いが始まり、その度に、そのアイデアが洗練されることになりました。

 あなたは、このようなアイデアのひらめきがとても上手な方で、それこそ奇想天外なことが起こると、ますます、それを好んで喜ばれていましたね。

 だからこそ、あなたとは話が合い、すこぶるほどに馬が合ったのでしょう。

 互いにメイルを毎日のように交わしながら、それでは飽き足らず、必ず電話をされてきて、心行くまで語り合うことになりました。

 そうすると、その最中にまたまた新しいアイデアが生まれてきて、その様は、いくら汲み取っても滾々と湧いてくる泉の水のようでした。

 私が上京した折には、東京の各所で待ち合わせ、長々と話合い、十分に情報交換を行うことができました。

 なかでも、新宿駅前の小田急タワービルの3階のレストランでご馳走になったステーキ丼とビールは美味しかったですね。

 丁度、あなたが病み上がりでしたので少し心配していましたが、互いによく食べ、よく飲み、よく語り合ったことを今でもよく思い出します。


 このときもそうでしたが、あなたは、口癖のように、

 仕事に就いていた時には、

 「早く今の仕事を辞めて、マイクロバブルの仕事をとことんやりたい」

 大病を患われていたときは、

 「早くよくなって、マイクロバブルの仕事をしたい」

といわれていました。

 しかし、この要望は、とうとう実現されませんでした。

 これは真に残念なことでしたが、可能なかぎりの尽力を行いましたので、互いに悔いは残らなかったのではないでしょうか。

 さて、今年も、あなたが好んだヘチマの花が咲き、そして実が生り始めました。

 あなたと一緒に始めた「ヘチマの里づくり」の運動が今年も継続されていますので、ご安心ください。

 あなたの夢は、東京中にヘチマを生らせ、緑あふれる東京にすることでしたね。

 次回は、そのことにより深く分け入ることにしましょう(つづく)。

hetima20170713
                     今年もヘチマの花が咲きました