6月23日、うるま市における沖縄慰霊の日のコンサートは、おかげさまで盛会裏に終わることができましたりました、

 昨日は、朝から、そのコンサートの録画ビデオを、みなさんとともに鑑賞でき、その余韻を楽しむことができました。

 そして、本日は、沖縄に来て2回目の日曜日となりました。

 朝の9時に、地元のK村の元村長さんと村会議員のお二人に会うために、プラザハウスに出かけました。

 ここは、琉球政府時代には、米国商品を販売する商店街であり、沖縄の人々の出入りは禁じられていました。

 その後、その解禁はなされましたが、その名残があり、高級の縮材や医療の販売店が並んでいました。

 私も、ここで金の結婚指輪を買ったことを思い出しました。

 しかし、時間が早すぎたのでしょうか。どの店もまだ開店しておらず、プラザの中心広場にあった椅子に座っての面談が始まりました。

 まずは、琉球大学に在籍していたことからの自己紹介を行い、次いでN村の農漁業や産業の現状について尋ねてみました。

 「やはり、そうですか。農業人口が減って、よい話はあまりないようですね」

 「ここは占領米軍の司令部が置かれたほどによい地理環境があります。農業や漁業もよし、そして交通の要路でもあります。しかし、最近はなかなか発展していません」

 「そうですか、じつは、昨日、北部のN市の方と面会してきましたが、ここでも、それはすばらしいという話を聞くことはできませんでした。

 沖縄は、全体として第1次産業、第2次産業のいずれにおいても根深い問題を抱えているように思われます」

 「その通りです。私もなんとか改善したいと思って尽力してきたものの、その実現は難しかったですね」

 そこで、農漁業について、そして医療福祉分野における、私どもの最近の取り組みを紹介すると、それは驚きを持って受容されました。
 
 「野菜栽培においては、自給自足を原則とし、採算性を十分に確保できる新しい水耕栽培法の確立を行いました。

 水産業の分野では、当面モズクの加工過程にマイクロバブル技術導入に伴う生モズクの高品質化が考えられます。

 医療福祉の分野におけては、生活リビング型足浴による生活リハビリを実現することが重要です」


 お二人は、目を輝かせながら私の説明を聞かれていました。

 そして、今後、農業、漁業、医療福祉、健康のそれぞれの分野において、地域の振興に関する取り組みを行うことで協力していくことが確かめられました。

 「せっかくだから、すこしゆっくりして行こうか!」

 「いいですね。たしか、このなかに、シェイキーズがありましたよ。そこに行きましょうか?」


 やや熱弁をふるったせいか、お昼の時間も近くなっていましたので、そのお勧めのところに行きました。

 店内は、まだ客が少なく、かわいらしい小顔のウエイトレスの案内で、テーブルにつきました。

 ここは、昔から有名なピザハウス、シニア割引があり、ピザとスパゲティ、野菜が食べ放題、コーヒーなどが飲み放題で1000円でした。

 「ここのピザはなつかしいね。たしか、昔は500円で食べ放題だったよね」

 こんな記憶を呼び覚ましながら、ズラッと並べられた焼き立てピザを皿に載せていきました。

 「シナモンとリンゴを載せたピザがあったよ・これは初めてだよ」

 「私は、イカスミのピザを初めていただきました。とてもおいしかったですよ」

 エビとポテト、サラミとチーズなど、焼き立てがどんどん出てきましたので、食欲が一段とそそられました。

 パスタも味付けがよく、ニンニクの味付けがよかったペペロンチーノも格別でした。

 「今日は日曜日だから家族連れが多いね。子どもと来るには、とてもよいところだね」

 すでに店内は満員で混雑し始めていました。 

 明日は、沖縄を立つ日、久しぶりに、ここちよい面談と昼ごはんを楽しむことができた日曜日の午前となりました(つづく) 
 
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                           ハゼの花か?