久しぶりに国東安岐港の魚の競り市場で真蛸を手に入れました。

 これは他の魚と一緒にして売られていましたので、この蛸とともに、その魚も購入しました。

 真蛸は、この地域では「姫蛸」とも呼ばれていて、私は、この地域の名産と思っていますが、さほど名産としての宣伝はなされていません。

 もちろん、生きていた状態での購入でしたので、家に帰ってから、マイクロバブルの塩水に入れてやりました。

 こうすると肉質が柔らかくなり、汚れも取れて格別においしくなります。

 何といっても真蛸は刺身が一番で、その次は蛸飯です。

 今回は、蛸の数が少なかったので、蛸飯まで周りませんでした。

 柔らかくて、かつ弾力があり、味もよく、格別の真蛸の刺身でした。

 近頃は、真蛸の水揚げが少なくなりました。

 スーパーでは、湯がいた足が1本でよく売られています。

 しかもそれは外国産で、値段も足1本で400円、500円もします。

 これらに比べますと、この市場ではかなりの格安で手に入ります。

 おそらく、これから夏になっていくと真蛸の水揚げも本番になって、今年も真蛸料理に親しむことができるでしょう。

 すばらしきかな国東の海の幸、真蛸は、その主役のひとつです(つづく)。
 
madako-+11
真蛸

東京人は蛸好きが多く、柔らかい真蛸の刺身は格別のことでしょう。