今日も五月晴れの「ここちよい朝」を迎えています。近くの森からでしょうか、鶯の鳴き声が聞こえてきます。

 すでに、日差しは夏の様相であり、日中の作業には麦わら帽子が必要になりました。

 例によって、早朝から、中庭に出ての緑砦館(りょくさいかん、中庭のハウスの呼称)における作業を行っていました。

 じつは、昨夕、次の2つを買ってきていましたので、それらを用いて露地栽培ベッドおよび水耕栽培の装置づくりに精を出していました。

 1)植生ポット(中型)2個

 2)煉瓦 20個

 ポットは、露地栽培用のヘチマと丘ワカメを植えるものです。当初は、ベランダ—ファーム用のベッドを購入する予定でしたが、それがホームセンターになく、やむなくポットにしました。

 せっかくだからと、少々見栄えのよいものを選びました(1個598円)。

 煉瓦は、簡易水路を作るためのものでした。このアイデアは、いろいろと考えた末の結果であり、これだと、FRPの水槽に合わせて自由自在に水路設計をすることができました。

 問題は、細い肉厚のレンガがあるかどうかでしたが、コメリで丁度良いものが見つかり、それを20枚買いました(1枚60円)。

 さて、ポットの方には、整土、細粒化していた土に、栽培専用の土を混ぜて入れました。土の量も2つ分で足りたようで、早速、今夕からヘチマと丘わかめ苗を移植していく予定です。

 いずれも苗の段階では直射日光が当たると弱るので遮光が必要になるでしょう。

 同時に、その蔓の先が垂直に登っていけるように、キュウリ用のネットも張ることも計画しています。

 これが可能になれば、立派なグリーンカーテンになりますので、その日陰でお茶を楽しむことも可能になるでしょう。

 次のヘチマおよび丘ワカメ用の水槽の方ですが、ここに水を溜め、予定したマイクロバブル装置を動かそうとしたら、どうやらそのポンプの電気系統が故障していたようで、この試運転が中断してしまいました。

 午後からは、その修理を含めた対策を講じる必要があります。

 ところで、煉瓦で水路を作ることは、意外と簡単に、水槽のサイズに合わせて水路の長さと幅を決めることができました。

 問題は、その上に植物を固定する装置をどう作成するかであり、これを検討しました。

 要注意は、太陽光が入り込まないようにして、藻を発生させないようにすることです。

 また、ヘチマや丘ワカメが成長するまで苗を固定する必要があります。

 そこで、次の2案が検討されました。

 ①水槽前面に軽めのボードを張り、そこに苗用の穴を開ける。

 ②籠のようなものを並べて、そこにシートを敷いて遮光し、その枠に苗を固定する。

 結局、苗を買う時には、それを籠に入れて購入していたことから、その籠がたくさんありましたので、それを活用することにしました。

 この籠の底に被せるシート(表は白色、裏は黒色)は手持ちのものがありました。

 太陽光が入ってくると、同時に水槽の水が温められ、すぐにお湯になってしまいます。

 そうなると植物は高温障害を起こし、すぐに枯れてしまいますので、光を遮断することは、水温保持においても重要な措置といえます。

 何事も安上がりで、簡単な方法を選ぶ、これが私のやり方であり、今回もそれを適用することができました。

 下は、移植を終えたヘチマと丘わかめの様子です。

 明日も晴れるでしょうから、直射日光を当てないように簡易の日除けが、当分の間必要になってきますね。

201725821-oka1
                       ポットへの入植後の様子(丘ワカメ)

  すでに、茎の先端が伸び始めています。これが、2.5m頭上の梁まで昇っていくことを期待しています。

 そのために、とりあえず高さ1.5mのキュウリ用のネットを壁沿いに張りました。

20170521-h11
                         移植後のヘチマ

  ヘチマの苗の移植は6個に留めました。まだ、三つ葉目の成長は、これからのようです。根はしっかり生えているのもありました。

 丘ワカメとの比較では、若干、遅れをとっての開始ですね。

 しかし、侮れません。

 一端成長し始めると、急に伸びるのがヘチマですので、これも期待することにしましょう(つづく)。