春の朝は、鳥のさえずりと共に目を覚まします。

 起きて最初の運動は、就寝中に身体がやや硬くなっていますので、足を屈伸させたストレッチ体操をしばらく行うことです。

 これで身体が解され、血液の流れがよくなり、身体が軽くなります。

 それから新聞を取りに行き、それに粗方、目を通してからハウスに向かいます。

 ハウスには踏み台があり、そこに座って植物や野菜をしばらく観察します。

 ここが何となく落ち着くからでしょうか。

 そして、昨日のことを振り返り、あれは何だったのか、いくつもある懸案のなかから、今日は何をしようかなどを、あれこれと思案することにしています。

 しばらくして、ハウスを出る前に、水路内のマイクロバブル装置の発生を調整し、次に不足している液肥を注入します。

 植物や野菜が成長するにしたがって、この液肥の消費量が増えていきます。

 その液肥が不足すると、ポンプの吸い込み量が減り、そのためにマイクロバブルの発生量がより少なくなってしまいます。

 この低下現象を起こさせないために、液肥を、常時追加注入することが不可欠になります。

 ところで、わが家の中庭には、「ベランダファーム」という商品名の土耕用容器が2つあります。

 ここに種を撒き、苗づくりを行っています。

 そのひとつにおいては、すでに、いくつかの発芽が始まっています。

 今年は、発芽用の土を買ってきて入れましたので育ちがよいようです。

 ここで、その発芽の様子を少し紹介しておきましょう。

 ①大葉
 たしか、「青ちりめん」と呼ばれる品種で、平たんではなく、やや凹凸というか、いわゆるちりめん状態の葉っぱになる大葉です。
 
 これが一斉に芽を出し始めました。

 庭の外には、別の大葉の苗も土耕で栽培していますが、こちらは葉っぱが平たんな方です。

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大葉の発芽・成長(葉っぱが平たんな方)

 ②ヘチマ
 昨年から、地域のみなさんとともに「ヘチマの里づくり」に取り組んでいます。

 今年は、それをさらに発展させるために、より多くのヘチマを栽培する予定ですので、その第1陣が発芽いたしました。

 これから、第二次の種まきをする予定で、昨日は、そのもう一つのベランダファームに土を入れ、細かく耕しておきました。

 本日は、ここにヘチマの種まきを行います。

 これで、30~40本の苗を育てる予定です。


 これらに備えて、ヘチマ専用の水槽づくりが必要になりますね。

 なお、ヘチマの種をご希望の方は、(株)ナノプラネット研究所(info@nanoplanet.co.jp)までご連絡ください。折り返し、送付したします。

 写真は、昨年好評だったヘチマの煮込み料理です。

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ヘチマ料理(2016年8月)

 ③加賀太キュウリ
 加賀の国(石川県金沢を中心にした地域)で育てられたキュウリが、このように呼ばれています。

 このキュウリの特徴は、通常のものと比較して、その直径が数倍もあり、長さは、それほどでもなく、いわゆる寸胴型をしています。

 金沢を中心とした加賀料理に加えられていて、高級キュウリとされています。

 やや硬くて味がしっかりしているのが特徴で、この中身をくりぬいて料理容器として使う場合もあるようです。

 通常は、土耕で育てられていますが、これを水耕で育てるとどうなるのか、真に楽しみですね。

 すでに一昨年の経験もあり、その育成法、料理法をヘチマと併せて研究していくことになります。

 さて、第二ベランダファームには何を植えようか?

 ヘチマに続いて、すでに、大葉、レタス類、大根葉は、かなりの数が育ってきているので、これらは不要、となると、パクチー、イオタリアンパセリ、それとも水菜、チンゲンサイ?

 これは悩みますね。種の袋をみながらゆっくり考えることにしましょう。

 なんだか楽しい日曜日の朝となりました(つづく)。

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加賀太キュウリ(2015年9月)