先日のマイクロバブル研究会の最後の方で、国東の唐揚げについてちょっとした議論の渦が巻き起こりました。

 みなさんは、唐揚げごときで、なぜ、そのような議論が巻き起こるのか、とてもふしぎなことだと思われるかもしれません。

 ところが、ここは、それが日常茶飯事に起こるところなのです。

 これは、「唐揚げ文化」といってもよいでしょう。

 なぜか?

 それは、大分県民の「唐揚げ好き」に由来していて、大分県は、鶏肉消費量において日本一の座をひたすら守り続けているからです(別府市より北は『唐揚げ』、大分市より南では『とり天』と呼ばれています)。

 そのことは、いたるところに「唐揚げの店」がいくつもあることにも反映されています。

 私も、おなじみの「花ちゃん」に唐揚げを買いに行ったことがありましたが、その時に別のお客さんが来られて、「1時間後に、骨なしを5㎏お願いします」と、注文していたことには度肝を抜かれたことがありました。

 後で、その5㎏について周囲の方々に尋ねると、それはよくあることであり、何ら珍しいことではないというのですから、それを聞かされて二度吃驚したこともありました。

 さて、この唐揚げ論議、どうやらYちゃんの店のものがおいしい、いや、別の店の方がよいという、いわば唐揚げの味比べで盛り上がっていました。

 この2つの店の唐揚げは、いずれも食べたことがなく、私は蚊帳の外に置かれていました。

 「今から、あの話にあった『Yちゃん』の前を通りますが、どうしますか?」

 こんな提案がなされた時は、かならずといってよいほど「go!」であり、1㎏の唐揚げを注文していただきました。

karaage-1
                          Yちゃんの唐揚げ

 早速、揚げたての唐揚げを、車中において、みんなでいただきました。

 「サクサク感はいいね!衣の味付けはどう?」

 「おいしいですよ」

 
「中津の『F屋』、国東の『花ちゃん』と比べたらどうかな?」

 「私は、F屋の方が好きですね!」

 「そうね、どちらかといえば、私も、そうだね」

 「いや、これも結構おいしいですよ」

 結局、結果は、食べる人によって違い、優劣の差は付けられない、ということに落ち着きました。

 これで、今度からは、私たちも、その唐揚げ論議に分けいることができるようになりました。

 地域に根ざした、この「唐揚げ文化」をもっとふかく、そして、よりおもしろく研究してみる価値がありそうですね(つづく)。