昨日の報告の続きです。

 ④塩トマトの味評価:H会員

 もともと塩トマトの原産地は南熊本ですが、この栽培が九州地区にも広がり、大分県でもよく栽培されるようになりました。この特徴は、塩分を溶液中に入れてストレスをかけてトマトを甘くさせることにあります。

 Hさんは、このトマトを栽培して4年になりますが、昨年から、マイクロバブル装置を導入されての試験栽培が始まりました。

 その効果が出始めてきたのが、この冬の栽培トマトでした。

 これを私の友人にサンプル提供したところ、この友人は料理業界に顔が広く、あっといまに一流処に、そのトマトが届けられ、同時に、その味評価がなされました。

 そのトマトが届けられたみなさんは、さまざまな料理法で試され、その結果は非常に高いものとなりました。

 また、その味評価先には、農協や百貨店の企画の方、さらには大学などもあり、ここでも低くない評価が得られました。

 ここから、ビジネスチャンスが生まれてきそうで、その件について、みなさんで大いに議論を行いました。

 せっかく苦労して作っても、安値でしか売れない、広まらないという問題があり、これをどう克服していくかについても重要な討議がなされました。

 因みに、大分で有名なデパートに出荷している価格と、東京での味評価の価格とでは大きな差異があることを紹介すると、みなさんとても驚かれていました。

 私は、この事実を知り、これでは、地方でいかに頑張っても、よほどイノベーションがないかぎり、そこから事業が大きく発展するという可能性は非常に少ないのではないかと思いました。

 それでは、この問題を、どうブレイクスルーしていくか、ここが重要な課題だといえます。

 現在、すでに、トマト栽培は、春収穫サイクルに入っていますので、これから、そのトマトの味評価が始まるところです。

 このビジネスは、H会員を中心にして、今後着実に発展していくのではないかと思われますので、私たちの支援も強化していきたいと思っています。

 ⑤これから始まる農業プロジェクト:O1会員、S2会員

 これは、いまだ準備段階にありますので、まだ詳しく報告することができません。

 じつは、昨年、S2会員と協力して、その実験を行ったところ、意外にも、良い結果が出てきましたので、それを今年は、より科学的に確かめていこうという共同研究が持ち上がりました。

 もちろん、S2会員の賛同を受け、それをより本格的に研究しようということになり、その準備が始まっているところです。

 こうなると、私の方にも、より熱意が湧いてきていますので、どうするかで、その知恵と工夫を凝らし始めています。

 せっかくやるからには、大きく成功させる、この心意気で臨みたいと思っています。

 政府では、農業競争力強化に関する13項目が昨年11月に発表され、その具体的な改革が、この3月から開始されたようで、その一部が新聞にも報道されるようになりました。

 どうやって競争力を強化していくのか、これは容易ならざる課題ですので、私も、その課題に分け入り、その解決を目指していきたいと思っていたところでした。

 これから始まる私どものプロジェクトが、それらの課題と切り結んで役に立つとよいですね。

 以下は、次回において報告します。

 写真は、Hさんの4月収穫予定の第二期塩トマトです。

 甘みがあり、とてもおいしいですよ。

 これも、東京の知人にサンプルとして送付しましたので、その道のプロの味評価の結果が待たれるところです。

 今回は、H研究会員がカンボジアに出張中でしたが、それでも大いに盛り上がりましたので、次回は、もっと盛り上がることでしょう。

 以下については、次回で報告します。

 ⑥野菜の味評価:O2会員

 ⑦水産生物の養殖問題:O1会員

 ⑧果物園の見学会:S1会員、O3会員

 ⑨植物栽培プロジェクトの準備:O2会員

(つづく)。

dainiki しおとまと
                           第二期塩トマト