明日は、14時~17時30分まで、第1回記念の「ナノプラネットゼミ」が、株式会社ナノプラネット研究所会議室で開催されます。

 これは、第11回マイクロバブル技術国東セミナーにおける小さくない成功を踏まえて、日ごろから内輪の勉強会を持った方がよいのではないかと提案したら、それが、素敵に賛同されましたので、本日の第1回を迎えることになりました。

 当面、月に1回程度、開催時期は、月の中旬の土曜日の午後からとしました。

 発表は、それぞれ、好きなテーマで、自由な形式で行うことにしました。講演の時間制限もななく、それぞれが研究テーマを決めて1か月間の成果を示そう、というスタイルがよいということになりました。

 これは、みんなで勉強し合い、賢くなっていくことが何よりも大切で、それが粘り強く積み重なっていくと、その知が力になっていくからであり、そこに活路が開かれていく可能性が高まるからでもあります。

 さて、この記念すべき第1回において、私は、次のような講演テーマで参加することにしました。

 「農業競争力強化プログラムについて」

 これは、TTP受諾と、その発動に備えて、昨年の11月に、政府と与党から出されたプログラムであり、これに沿って、その「農業改革」が指導し始めたことに注目したからでした。

 その第1弾として、日経新聞は、3月1日の1面トップとして、次の見出しの記事を掲載しています。

 「全農、スシローに出資」、「コメの直接販売拡大」

 これは、全農(全国農業協同組合連合会)が農家と外食の仲介役をめざすということで、スシローの企業に40億円を出資し、これまで卸業に出荷していた米を直接、スシローに販売するということを決めたという内容でした。

 スシローは、国内に455店舗を有する外食大手であり、そこでのコメの使用量は年間2万トンです。

 全農は、今後、農家に高品質の米の出荷を指導しながら、その直接販売を、16年度の4割から24年度までに9割をめざすのだそうで、コメの生産性と農家の意欲を向上させようという狙いがあるようです。

 このような農業改革を促しているのが、「農業競争力強化プログラム」だそうで、その改革に関する13項目の勉強を思い立ったというわけです。

 周知のように、今日の農業には様々な問題があり、それらを解決しながら、さらに競争力を強化していくというのですから、これは容易いことではありません。

 この難関を、どうブレイクスルー(突破)していくのか、その知恵と工夫を実践的に、どう行おうとしているのか、ここに小さくない興味を抱きました。

 しかも、このプログラムは、世界を相手に競争力を強化しようというものですから、その戦略と戦術が確かなものでないと、これを実現することはできません。

 この観点が貫かれているか、これに分け入って考察することにも、小さくないおもしろみを感じました。

 もう一つの重要な視点は、私たちが指向し、そして実践してきた内容が、それらと、どう切り結ぶのか、これとの対比を行うことによって、その重要な本質が明らかにする必要があるということでした。

 これらを踏まえて、明日は、どんな議論になるのか、楽しみですね。

 そのうち、このゼミが軌道に乗り始めた暁には、マイクロバブル研究会や地元のみなさまにも参加を呼び掛けることにしましょう。

 本ゼミ終了後は、みんなで、近くの和風レストランの「ゼッコ」に行こうということにもなり、この二次会においても、料理と勉強会の話の花が咲くことでしょう(つづく)。

shunngiku
シュンギク