ここに、講演用に使用されたテキスト(スライド156枚)があります。
これは、講師3名によって作成されたものであり、ここに、私どもの技術水準が如実に示されています。
講演1の演題は、「マイクロバブル技術の基礎知識と用語解説」でした。
本セミナーに参加された方々は、マイクロバブルやナノバブルについてかなりの関心を示されています。
しかし、それを科学的にきちんと理解されている方は、ほとんどおられませんので、セミナーの冒頭においては、入門的な解説をやさしく行うことにしています。
おそらく、本ブログの愛読者のなかには、それと同じ水準の方がおられると思いますので、その「基礎知識と用語解説」をやや詳しく行っておきましょう。
その1枚目は、「マイクロバブルとは?」であり、その回答として、「10~数10マイクロメートルの微細な気泡」と示されていました。
マイクロバブルが発生した時の気泡のサイズが、具体的な直径の大きさによって定義されています。
しかし、聴講者にとっては、そのマイクロメートルという長さの単位がよく解りません。
そこで2枚目のスライドによって、その長さの単位が解説されました。
1m(メートル)の1/1000は、1㎜(ミリメートル)、その1㎜の1/1000が、じつは1㎛(マイクロメートル)になります。
すなわち、1㎛は1/1000㎜ということができます。
さらに、1㎛の1/1000は、1nm(ナノメートル)になります。これは、10のマイナス9乗メートルという、極めて小さいサイズになります。
このようにいっても、今度は、その小ささをよく理解できないはずです。
そこで、マイクロバブルとほぼ同じ大きさのものを示して、その小ささを理解していただくのがよいと思われたのでしょう。
その事例として、細胞や花粉症の花粉が、ほぼ同じサイズであることが示されました。
マイクロバブルの大きさが、動植物や微生物の細胞や、花粉の大きさとほぼ同じである、この関係には、何か重要なものがありそうですが、ここでは、その指摘に留めておきましょう。
以上をまとめて、「気泡の大きさと名称」の解説がなされました。
ここには、上からセンチバブル、ミリバブル、マイクロバブル、マイクロナノバブル、ナノバブルが、その大きさの順に示されています。
また、その横には、その大きさと同サイズの物質が示されています。
この図からも明らかなように、マイクロバブルは、大きすぎずにかなり小さい、しかし、ナノバブルほどに小さすぎることもない、ここに、その重要な特徴があるのではないかと思います。
いわば、マイクロバブルは適度に小さい、そして独特の性質を有する「気泡」といってもよく、じつは、その小さな気泡が、とても大切な世界を切り拓くことになりました。
そのマイクロバブルの存在が、この世の中に公表されたのは1995年ですから、その期間は、たかだか22年余でしかありません。
地球や生物の歴史に照らし合わせると、それはほんの一瞬にすぎません。
その一瞬の間に、マイクロバブルは全世界に広がり、今や多くのみなさんの生活や産業にたくましく根差し始めています。
それは、マイクロバブルの性質が、非常に優秀であり、多くの現実と融合してたくましく発展することができることにあります。
もっと具体的にいいますと、マイクロバブルは水と空気によって形成されます。
この水と空気は、この地球上に古くから、そして大量に存在してきました。
その歴史のなかで、この水と空気は、多くの生物を育むようになり、やがて安全安心の「生物適応物質」と呼ばれるようになりました。
生物にとって、必須の物質から生成され、しかも安全安心を確保できるのですから、マイクロバブル(マイクロナノバブル、ナノバブルを含む)のすばらしさは、その優れた生物適応性にあるといってもよいでしょう。
マイクロバブルは、ヒトによって生み出されたものですから、もちろん、地球上に住む生物のひとつとして、その恩恵を受けてもよいはずです。
また、マイクロバブルは、ヒトの知恵と工夫によって、水と空気の利用における高度な水準の新物質とも考えられますので、その技術をより発展させて、その恩恵による富を生み出す物質的手段ということもできるでしょう。
この地球上において大量に存在する水と空気を用いてマイクロバブルという新物質を創出させることによって、生物を元気にし、普遍的で小さくない富を生み出す、これは真にすばらしいことではないでしょうか。
これから、地球上の人々が、しだいにマイクロバブルとふれあいながら、その生活と産業を豊かにし、そこに小さくない富が創出される可能性があるのですから、その技術を開発し、普及させることには、真に重要な意味を有する「何か」があるといえるでしょう。
やや格調高い出だしになってしまいました。
それは、きっと、「マイクロバブルが格調高い物質である」からでしょう。
次回は、より深く、その「マイクロバブルとは何か」について分け入ることにしましょう(つづく)。
これは、講師3名によって作成されたものであり、ここに、私どもの技術水準が如実に示されています。
講演1の演題は、「マイクロバブル技術の基礎知識と用語解説」でした。
本セミナーに参加された方々は、マイクロバブルやナノバブルについてかなりの関心を示されています。
しかし、それを科学的にきちんと理解されている方は、ほとんどおられませんので、セミナーの冒頭においては、入門的な解説をやさしく行うことにしています。
おそらく、本ブログの愛読者のなかには、それと同じ水準の方がおられると思いますので、その「基礎知識と用語解説」をやや詳しく行っておきましょう。
その1枚目は、「マイクロバブルとは?」であり、その回答として、「10~数10マイクロメートルの微細な気泡」と示されていました。
マイクロバブルが発生した時の気泡のサイズが、具体的な直径の大きさによって定義されています。
しかし、聴講者にとっては、そのマイクロメートルという長さの単位がよく解りません。
そこで2枚目のスライドによって、その長さの単位が解説されました。
1m(メートル)の1/1000は、1㎜(ミリメートル)、その1㎜の1/1000が、じつは1㎛(マイクロメートル)になります。
すなわち、1㎛は1/1000㎜ということができます。
さらに、1㎛の1/1000は、1nm(ナノメートル)になります。これは、10のマイナス9乗メートルという、極めて小さいサイズになります。
このようにいっても、今度は、その小ささをよく理解できないはずです。
そこで、マイクロバブルとほぼ同じ大きさのものを示して、その小ささを理解していただくのがよいと思われたのでしょう。
その事例として、細胞や花粉症の花粉が、ほぼ同じサイズであることが示されました。
マイクロバブルの大きさが、動植物や微生物の細胞や、花粉の大きさとほぼ同じである、この関係には、何か重要なものがありそうですが、ここでは、その指摘に留めておきましょう。
以上をまとめて、「気泡の大きさと名称」の解説がなされました。
ここには、上からセンチバブル、ミリバブル、マイクロバブル、マイクロナノバブル、ナノバブルが、その大きさの順に示されています。
また、その横には、その大きさと同サイズの物質が示されています。
この図からも明らかなように、マイクロバブルは、大きすぎずにかなり小さい、しかし、ナノバブルほどに小さすぎることもない、ここに、その重要な特徴があるのではないかと思います。
いわば、マイクロバブルは適度に小さい、そして独特の性質を有する「気泡」といってもよく、じつは、その小さな気泡が、とても大切な世界を切り拓くことになりました。
そのマイクロバブルの存在が、この世の中に公表されたのは1995年ですから、その期間は、たかだか22年余でしかありません。
地球や生物の歴史に照らし合わせると、それはほんの一瞬にすぎません。
その一瞬の間に、マイクロバブルは全世界に広がり、今や多くのみなさんの生活や産業にたくましく根差し始めています。
それは、マイクロバブルの性質が、非常に優秀であり、多くの現実と融合してたくましく発展することができることにあります。
もっと具体的にいいますと、マイクロバブルは水と空気によって形成されます。
この水と空気は、この地球上に古くから、そして大量に存在してきました。
その歴史のなかで、この水と空気は、多くの生物を育むようになり、やがて安全安心の「生物適応物質」と呼ばれるようになりました。
生物にとって、必須の物質から生成され、しかも安全安心を確保できるのですから、マイクロバブル(マイクロナノバブル、ナノバブルを含む)のすばらしさは、その優れた生物適応性にあるといってもよいでしょう。
マイクロバブルは、ヒトによって生み出されたものですから、もちろん、地球上に住む生物のひとつとして、その恩恵を受けてもよいはずです。
また、マイクロバブルは、ヒトの知恵と工夫によって、水と空気の利用における高度な水準の新物質とも考えられますので、その技術をより発展させて、その恩恵による富を生み出す物質的手段ということもできるでしょう。
この地球上において大量に存在する水と空気を用いてマイクロバブルという新物質を創出させることによって、生物を元気にし、普遍的で小さくない富を生み出す、これは真にすばらしいことではないでしょうか。
これから、地球上の人々が、しだいにマイクロバブルとふれあいながら、その生活と産業を豊かにし、そこに小さくない富が創出される可能性があるのですから、その技術を開発し、普及させることには、真に重要な意味を有する「何か」があるといえるでしょう。
やや格調高い出だしになってしまいました。
それは、きっと、「マイクロバブルが格調高い物質である」からでしょう。
次回は、より深く、その「マイクロバブルとは何か」について分け入ることにしましょう(つづく)。
なんとなくりりしい、自家製エンドウの花(2017年3月3日筆者撮影)
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