マイクロバブル研究会員のHさんが丹精込めて育ててきたトマトが、あまりにもおいしかったので、これを料理に使うのはもったいない、生のままで食べるのが一番と、だれもが思っていました。

 そのうち、家族の一人が料理にしたいといいはじめ、それで試しにイタリア料理を作っていただくことにしました。

 その作り手の方も、気になっていたのでしょう。

 最初は、トマトひとつで少量のペンネが出てきました。

 こうなったら、こちらも興味津々となり、その味はどうか、ワクワクするようになりました。

 「これは、上品な味だね。こんな気品のあるトマト味のペンネは食べたことがない」

 これには、私も吃驚、その試食を終えて、次のように再度の依頼を行いました。

 「今度は、トマトの量を増やして、もう1回作ることはできますか?それを、みんなでいただきましょう」

 こういうと、5つの塩トマトを用いて同じペンネを料理していただくことが再度快諾されました。

 「これは、ふしぎな味だね。トマト特有の酸味がまったくない。食べやすい、一つ口に入れると、またすぐに食べたくなる」

 「これは旨い!」

 これは私の相棒の口癖であり、今回もそれが出てきました。

 「トマトが柔らかく、甘い。温めると、この甘みが増してくるようですね」

 この2回の試食で、私の「トマト料理観」は完全に吹っ飛んでしまいました。

 
「これだと、腕自慢のイタリアンシェフが泣いて喜ぶだろうね。これは、生で食べるよりも効果があるのかもしれないね」

 こうして、心を躍らせながら、ゆかいに、このイタリアン料理を、みんなでいただくことができました。

 Hさんが丹精込めて作られた「塩トマト」栽培、この成果が花開き始めたのだと思います(つづく)。

 

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                         塩トマトのペンネ