年末の面会の際に、薄着をして身体を長時間にわたって冷やしたために、やや体調を崩してしまいました。

 「しっかり休みなさい」

ということでしょうか。

 おかげで、正月三が日は、静かな国東で、ゆっくりと過ごすことになりそうです。

 まずは、新年を祝して、初済みのミント茶は、いかがでしょうか。
minnto
初摘みのスペアミント茶

 「あの実験は、なぜうまくいったのであろうか?」

 「そうですね。初回目よりも2回目の方がよかったようです。それはなぜなのか?そのことも検討する必要がありますね」

 「そうだね。それは、装置の数を多くしたことがよかったのかもしれないね」

 「それはいえますね。それから、1回目の実験を終えた後に、水槽のアクリルの壁にひび割れが起きていました。これと同じことが、以前の実験においても起きていました。これもふしぎな現象といえます」

 「そういえば、そのようなことが以前にもありましたね。なぜ、そのようなことが起きたのか、これは、重要な何かを示しているのかもしれないね」

 「出ましたね、『重要な何か』が・・・」

 この「重要な何か」は、ロボコンの創始者である森正弘先生が仰られた言葉であり、それを初めて聞いた時の印象が強く残り、それ以来、私がよく使う用語のひとつです。

 「これは、じっくりと時間を取って調べてみたい現象ですね。なにか、マイクロバブルの事情が違っているような気がしています」

 「2度の実験が上手くいったのも、それと関係しているのでしょうか?」

 「おそらく、そうでしょう。その可能性は低くないと思います」

 この原因探究は、その後も重要な課題となっていきました。

 一方で、現場サイドにおいては、さらに、より規模を大きくしての試験が検討されるようになりました。

 これは、よくいう「実機対応の試験」というものであり、これで、上手くいけば、現場に実機を設置して試験プラントとして動かす判断がなされることになりました。

 この試験の最初は失敗でした。

 マイクロバブル装置以外のシステムにおいて、ここの装置が作動せず、マイクロバブルの効力を発揮できなかったからでした。

 実機対応といっても、その実体は「寄せ集めのシステム」ですから、どこかに不具合が出るのは、ある意味で当然のことでした。

 そこで、思い切ったシステムの改善がなされたことで、よい結果が得られたそうでした。

 こうして3度目の試験も上手くいって、いよいよ現地での装置プラントの設計を行うことになりました。

 その設計においては、次のような検討がなされました。

 「これまでの試験結果を踏まえると、いかにマイクロバブル装置を効率よく配置するか、これが一番の問題だと思うのだけど、どうでしょうか?」

 「その通りです。これまでの試験においては、そこそこの結果は出てきましたが、その配置を検討することによって、もっと効率よくなるのではないかと思います」

 「それは、重要な問題ですね。そこに、いかに知恵を絞り、工夫を凝らすか、ここが最初のメルクマールになるでしょう。」

 「そのほかのシステムについても、かなりの検討が必要ですね。今度は、発生させたマイクロバブルをいかに効率よく流動させ、循環させるか、その際に不具合が起こらないか、この検討が必要です」

 「そうですね。個々における新たな工夫とシステム全体の改善、この両方を統一的に検討することが重要です」

 こうして、装置の設計が、徐々に進んでいきました(つづく)。
hirame
ヒラメ