今年も、残り2日となりました。

 いよいよ、大詰めを迎え、この1年を振り返ってみることにしましょう。

 我が家では、昨日は餅つき、恒例の炊き立ての「おこわ」をいただきました。

 熱々の「おこわ」に少量の醤油とマヨネーズをかけて食べるのが我が家の風習であり、今年もそれをおいしくいただきました。

 じつは、今朝も国東安岐港の魚の競りに行きましたが、目当ての魚を、それこそタッチの差で買い損ねてしまいました。

 それは、大きな寒ボラであり、その値段は200円でした。

 この時期は、ボラに脂がのってきて、実も引き締まり真においしいのですが、惜しいことをしました。

 購入するのであれば、もっと積極的に臨まないと願いを達することはできませんね。

 というわけで、ほかにぜひとも買いたい魚もなく、めずらしいことに何も買わないままに帰ることになりました。

 本日も、今年最後のお客さんがM大学から来られます。できれば「よい魚」があると迎えやすいので、その競りに出かける予定です。

 さて、前置きが少々長くなりましたが、この1年を振り返ってみましょう。

 今調べてみると、昨年の年末から2記事、今年の年始にかけて2記事、合計で4つの記事が更新されていました。

 前者においては、2015年3月に新たに出版された専門書のうち、私どもの書き下ろし文70ページに関する言及がなされていました。

 じつは、2007年3月以降、第3回マイクロバブル技術シンポジウム(日本混相流学会&日本高専学会主催、名古屋大学)を最後に、学会における最前線の研究発表を控え、ひたすらマイクロバブルの科学的研究に専念することにしました。

 その充実の時期を経て、そろそろ学会に復帰の時期かと思っていたら、2011年3月11日に、東の本大震災が起こり、その復興支援のための緊急プログラムに参加することになりました。

 翌年の3月に、無事その仕事を終えましたが、それが私の定年の時期と重なり、新居建築、移転も同時に行うという慌ただしい毎日を送ることになりました。

 また、こちらの大分県国東に移住してからは、その移転後の会社再建の課題を背負うことになり、さらに大病を患い、その生活の再建も迫られることになりました。

 その再起の時期が、2014~2015年となり、この時期に5つの研究開発補助事業をこなすことになり、文字通り「脱兎のごとくに進む」ことになりました。

 昨年の今頃から新年にかけては、その補助事業のピークを終えたころであり、次のような課題が示されています。

 ①
マイクロバブル技術の粋を集めての世の中と人々が切に求める「新たな商品」を世に問う。

 ここでは、やや控えめな説明になっています。

 この新商品創出に関するイメージについて、「かつての高度成長期のテレビや洗濯機、冷蔵庫のように、日本の産業とともに、国民の生活様式を大きく変えてしまう商品開発のあり方が真に問われる」という示唆が明らかにされています。

 ②マイクロバブルおよびナノバブルの研究を総合的に発展させる。

 これに関しては、次のように詳しく解説されています。

 「とくに、これは、昨年末において参加した学会で痛感したことですが、決して小さくない社会的期待が寄せられているにも関わらず、その学問的発展が必ずしも十分ではない、ここに現段階における本質的な側面が存在しているように思われました。

 今後、どう、その本質的な科学技術的世界を切り拓いていくか、その具体的実践がますます必要であるように思われます」

 この問題意識と評価、さらには課題の基本的設定に関しては、おそらくほとんどのずれはなく、この1年においても、その究明に取り組んでまいりました。

 そして、今年も、マイクロ・ナノバブル学会に参加・発表し、上記と同じ状況が生まれていることを確認しました。

 ③ますます衰退と危機を迎えている地域の問題を、どう打開していくのか、この課題がますます問われることになる。

 「目の前の地域においては、働きたいと思っても働く場所がない、問題を解決したいと長い間追究してきたけれども、その展望が得られない、ますます乏しくなってきている、地域から中央を変えていきたいと思っているが、その具体的方法が見つからない、日々、このような事例に出くわします。

 それらは、これらの地域の否定的事柄を犠牲にして、中央のごく一部が利潤や特権を得ることで、その格差がますます拡大し、極地に向かっていることに見事に反映されています」

 この地域に関する情勢においても、同じ分析結果が当てはまることでしょう。

 この打開を図るために、昨年の記事において、「地域に残存している豊かな地域産業資源を最高度に活用できる知恵と工夫」の重要性を指摘しました。

 それは、地域という「鬼」に、知恵と工夫の「金棒」を持たせることであり、その金棒とは、「新らたな技術に関する知恵を工夫」のことでした。

 この金棒を存分に振り回すのは、地域の「鬼人」たちです。

 今年は、その方々が着実にマイクロバブル研究会を通じて育ち始めました。

 その研究会も、先月に第17回目を挙行することができました。

 会を重ねるごとに討議が充実し、さらに新入会員が増え、その広がりも全国的規模になり始めていることが注目されています。

 地域には、さまざまな課題が山積しており、それらに真正面から立ち向かい、みんなで知恵を出し、工夫を考えることで、それを解決していくという方法が真価を発揮し始めたのではないでしょうか。

 これは、吉田松陰先生の教えに学んだことですが、「松下村塾」に因んで「国東下村塾」を開いたことに小さくない意味が出てきたようです。

 最後の4つ目の課題については、次回で詳しく考察することにしましょう(つづく)。
sotetu
ソテツの葉