このところ、来訪者や会議での検討事項も増えていく傾向にあり、書斎の机について記事を書く時間が少なくなっています。

 それでは与えられた課題が円滑にこなせなくなり、どこかに、そのしわ寄せが出てくることになります。

 しかし、一方で、最近の記事(『地域にマイクロバブル技術を生かす』、『重要な何かが変わるとき』などに示してきたように、日々、目に見える形で前進するようになった事例もあり、全体としては豊かな広がりと実りを見せ始めています。

 「一歩前進、二歩後退」という言葉がありますが、これに因めば「一歩前進、半歩後退」といったところでしょうか。

 さて、先日紹介した「青ゆず」ですが、日ごろから「お世話」になっている方々に、わずかですが、私どもが支援している米とともに送付を済ませました。

 「みなさんの評判は、よかったね」

 「そうですよ、とてもおいしかったと喜ばれていましたよ!」

 「まことに、ささやかだけど、我が家の恒例になってきたね」

 
「無農薬で健康に良い、そして料理に使えば格別のおいしさを味わえるのですから、これは、いうことなしですね」

 こんな会話を楽しみながら、私も青ゆずを堪能しています。

 刺身や肉の場合には、青ゆずを擦ってかける、鍋の場合は、つけ汁に加える、先日はパスタにかけてみると最高の香りを味わうことができました。

 本日は、その「青ゆず」をお茶にしてみましたので、その報告をすることにしましょう。

 まず、青ゆずを洗ってから、丸ごと四分割しました。

 ここで、ゆずには種がたくさんあることに気づきます。

ーーー この種をどうしようか?

 もったいないので、今回は、種ごとミキサーに入れて、それを細かく砕いてみました。

 そしたらどうでしょうか。

 青ゆず段階ですので、種もやわらかかったからでしょう。

 粉々になって、どうなったのかが解らなくなりました。

 むしろ、粉砕された皮の方のごつごつ感を舌で認識したのみでした。

 わずかに水も加え、丁寧に粉砕した後に、ハチミツと黒砂糖を少々加え、再度ミキサーにかけて混合させました。

 すると、この混合物はペースト状になっていきました。

ーーー なんとなく、良い感じになってきたようだ!

 ここで、混合を止め、その一部を取り出して、熱いお湯に入れて、試飲してみました。

 ゆずの香りと酸っぱさがちょうどよく、ハチミツと黒砂糖の甘さもほんのりあり、さらに、わずかですがゆず独特のほろ苦さも出ていて、これは、レベルの高い「お茶」になったと思いました。

 「これは、なかなかよい『青ゆず茶』になったね」

 「これを氷を作る容器に流し込んで凍らせましょう。飲みたいときに、それを取り出して味わうことができますよ」


 「それは、いいね」

 以来、この塊を一個取り出し、それを熱いお湯に入れて飲むことが、私の「くせ」のひとつになりました。

 驚いたことに、二日目からは、皮のごつごつ感がなくなり、滑らかな、舌触りのよいお茶になっていました。

 記事の書き疲れ、眠くなったときに、この「青ゆず茶」は有効であり、安らぎの一時を与えてくれます。

 パソコンの画面から目を離し、やや硬ばった腕と肩をほぐし、その記事の全体を眺めながら、このお茶を飲む、これは、身体と心が温かくなる、楽しい一時です。

 この一杯で、少し元気を取り戻したようです。貴方にも、ぜひ勧めたい寛ぎの「青ゆずタイム」はいかがでしょうか(つづく)。
aoyuzucha
青ゆず茶