今年も、青ゆずの季節がやってきました。

 先日、いつも頼んでいる「くしの農園(宇佐市院内)」に電話をしました。

 「まだ、青ゆずはありますか?」

 「ありますよ!」

 「よかった。10㎏、いや15㎏、無農薬の青ゆずを注文します。例の『極々上の柚子胡椒』6個もよろしくお願いいたします。ほかに、新商品はありますか?」

 
「はい、柚子のサイダーはどうですか。柚子のオリーブオイル漬けもありますよ」

 「それでは、そのサイダーを2本、オリーブオイル漬けも一つお願いします」

 いつも気前よく、ぽんぽんと買いますので、電話の先の社員が心なしか喜ばれていました。

 その青ゆずが、本日届きました。

 「青ゆず」とは、まだ青い段階の柚子のことで、これが格別においしく、我が家では、これを毎年「くしの農園」に注文し、お世話になったみなさんに送付するのが恒例になっています。

 この青ゆず段階では、表面から、濃い緑の皮の層、その下の白い中間層、そして真ん中の酸っぱい袋の層の3つで構成されています。

 じつは、この表層と中間層が美味しく、これを擦り下し器で擦って、それを肉や刺身と一緒に食べることが格別なのです。

 この段階では、柚子特有の苦みがなく、何とも言えない、自然で魅力的な味になります。

 また、昨日の昼ご飯は、トマトソースのスパゲティーでしたが、これに柚子の絞り汁をかけると、それこそ何とも言えない香りがして、その味が格段にグレイドアップしました。

 秋も深まると、青ゆずの季節になる、何と素敵な故郷の山の幸かを感じることができますね。

 さて、今年は、この青ゆずに加えて、マイクロバブル研究会のS会員のご厚意で、S会員が丹精込めて作った「お米」も入れることにしました。

 私も協力した特別の米でもあり、その出来栄えが気になっていました。

 結果は、みごとに素晴らしい味で、地元特産の米よりも上位と、ランク付けしてもよい味評価となりました。

 まず、炊きあがりの粘っこさが、大きく違っていました。家内は、

 「まるで、もち米のようです」

と驚いていました。

 それから、炊き立ちの米の粒子が立って鮮やかに光っています。これも、普段の米とは大きく異なっています。

 そして、最大の特徴は、柔らかくて、噛んだ後に出てくる甘さにありました。

 「このような甘さを感じる米を食べたことがない。ここに、この米の特徴があったのか!」

と思いました。

 この米を「お結び」にして、薄塩と海苔で食べるのが癖になりました。

 今度、青ゆずと一緒に食べてみましょう。

 これは、最高水準の食べ物になるかもしれませんね(つづく)。

 
aoyuzu-1
青ゆずの三層構造(この白い部分が美味しい)