昨日は、外国からのお客さんが、朝から来られていました。

 すでに数回来訪され、すっかり知己を得た方であり、今回は一人での訪問でした。

 日本語に対する会話程度の理解はできるようであり、厳密なやり取りはどうするのかと思っていたら、いきなりアイパッドを取り出され、母国にいる通訳の女性とインターネット会話を始めました。

 通訳は、母国にいながら、それをインターネットで繋いで処置を行うとのことのようで、私も、この方式は初めての経験でした。

 この方は、すでに、この方法に手慣れておられるようでしたので、何も問題がないまま、そのタイトな協議が始まりました。

 最初は、かれの希望で、最近の私どもの取組について紹介していただきたいとのことでしたので、いくつかのトピックスを披露することにしました。

 かれは、すでに、私どものマイクロバブル技術に関する勉強をしっかりなされていますので、それを前提にして解説を行うことにしました。

 振り返れば、最初の訪問を受けた際に、拙著『マイクロバブルのすべて』を熱心に何度も読まれていて、それには、下線や付箋がぎっしりと書き込まれ、付与されていました。

 「このような精読を熱心に行った若者を、あまり見かけたことがない」

 その時に、このような好印象を抱きましたが、そのことは、その後の、かれの行動に現れていました。

 かれの国では、水質汚染が深刻であり、それを何とか改善したいということで、わざわざ、その実験用として貯水池の整備をなされたということで、私どものスタッフが、その視察にいったこともありました。

 また、最近は、その成長が非常に遅い水生生物に着目され、その成長促進法を開発され、それをドイツで開催された展覧会に出品され、大変好評を得たとのことでした。

 この関連で、私どもに対しても、新たな開発の打診がなされることになるまでの仲になっていました。

 拙著との出会いが、このような「信念と信頼」の形成に結びついというひとつの典型的事例といえます。

 たとえば音楽のように、技術にも国境はなく、それが抜群に優れていれば、自然に、それを乗り越えていきますので、かれの実践においては、そのことがすでに始まっているかのようでした。

 そこで、まず最初の紹介は、その国境を越えた「ある材料」に関することでした。この材料の良し悪しは、すぐに現場で確かめることができますので、話は簡単なことでした。

 すでに、そのことが小さくない規模で実際に試験されていて、それが成功すれば、自ずといくつもの国境を越えていくことになるでしょう。

 この水準の話になりますと、マイクロバブルの優秀性を最高度の水準において巧みに引き出せるかが、真に問われることになりますので、私どもも、それに叶う「知恵と工夫」を絞り出すことになりました。

 この事例からも明らかなように、マイクロバブル技術は重要な国境の突破を成し遂げつつあり、その国境を越えてきたかれは、それが刺激となったのでしょうか、ますます目を輝かせていました。

 2つ目は、近未来において国内で起こるであろう、ちょっとした技術革新の卵に関することでした。

 このきっかけは、このブログにおいて取り上げたことがある方が、私どものマイクロバブル技術を高度に使いこなしたことにありました。

 そのことが、思いもかけない成果を生み出しました。

 これを、私どもは、「マイクロバブル技術+α」と呼んできましたが、今回は、このαがとても大きかったことに特徴がありました。

 さすが、その業界においては、日本でトップクラスの水準にある方ですから、そこから生み出されたものも、それにふさわしいものでした。

 この成果が、そのかれと同じ水準の方々に次々と連鎖反応し、そこに、国内のトップクラスの方々の実績がしっかりと形成されることになりました。

 この推移を観察すると、「マイクロバブル+α」という最新技術は、それを求めるトップクラスの方々の「使いこなし」と結びつき、そこから徐々に広がっていったことが明らかです。

 おそらく、最高水準に近い、いわばマイクロバブルの連鎖反応が、どこかで、新たなブレイクスルーの芽を開かせるのではないかと思っていましたが、それは、それらの方々とは別のところで生まれることになりました。

 しかし、そこには、私どものマイクロバブル技術に関する、ほぼ絶対的といってもよい「信頼」があるということに関して、いわば「全く同一の共通性」が存在していました。

 かれには、この質と量の「むずかしい問題」をやさしく解説しました。

 この「共通の信頼性」を有していることについては、そのかれも同じですので、それは、あたかも
「乾いた砂に水がしみ込んでいく」ように理解されていったのではないでしょうか。

 そのことは、かれの質問の内容と多さにも反映されていました。

 矢継ぎ早に質問の応答を繰り返すことになり、ここで午前中の3時間半が、あっという間に終了しました(つづく)。
kosumosu
コスモス