本日は、夜になってからの執筆になりました。

 午前中の会議の後に、懸案となっていた私設のミニ植物プラントでのケアに取り組みました。

 また、午後からは、奈良県からの大学生の訪問があり、その質疑応答が、なんと13時から20時まで続くことになりました。これについては、明日のブログで報告します。

 さて、その植物のケアとは、枯れてしまった根が残り、それが腐食し始めて、新芽にもよくない影響を与えていたので、その部分を取り除く作業を行ったことでした。

 その結果、途中まで勢いよく育っていても、そこで成長が止まり、結果的は枯れ始める要素を強めていたことになっていました。

 この6月以来、この原因がわからないままでしたので、ようやく、それを見出したことになって、すぐに、その枯れた部分の除去に取り掛かったというわけでした。

 今回は、それを家族に手伝っていただきましたので、幸いにも本日分を取り除くことができました。

 この悪化の原因を考えてみると、これはマイクロバブル特有の現象でした。

 マイクロバブルよって、その植物の根が成長して繁殖し、それが限界を迎えることによって、株が枯れ、その結果、その上の上の茎や葉が枯れてしまという悪循環が起き始めていたということになります。

 これは、人為的に、その好適環境を整備できていなかったことを意味し、事態の変化に適切に対応できる制御ができないことで起こった現象でした。

 かつて、コンクリートの水槽内でクレソンを育てたことがありました。

 これは当時の卒業研究生のお母さんが、川に育っていた一株のクレソンを持ってきてくださったことから始まりました。

 結果的に、その2m×5mのマイクロバブル水槽にクレソンが所狭しと、一夏で全面に広がるほどの成長を見せたことがありました。

 マイクロバブルで、その根がよく育ちましたので、その上部にクレソンはどんどん広がっていきました。

 クレソンは、高級野菜であり、年に一度化、二度レストランでステーキを食べたときに、その傍に出てくる野菜でした。

 ところがどうでしょうか。池一面に、クレソンが広がっていましたので、それを一束収穫しては持って帰って試食を行うことにしました。

 生の、そして獲れ立てのクレソンを、それこそ、存分に試食することができましたので、毎日の食卓が大変盛り上がり、その味評価を楽しむことができました。

 その折、近くのスーパーにいって、クレソンを買い、同時に、その産地を調べ、それとの味比較を行いました。

 有名どころでは、山陰地方にある有名な山のふもとでできたもの、九州一の農業県で、観光名所となっている池の水で育てられたものなどがありました。

 これらと、コンクリート水槽で育てたマイクロバブルクレソンを比較しました。

 その結果は、マイクロバブルの方が、その香り、旨み、辛みなどにおいて明らか上位にランク付けされることになりました。

 人間とは不思議なもので、それがダントツの上位にあることをしると、その良さをより明確に認s記できるようになり、おかげで、毎日のようにクレソンを生で食べることを楽しむようになりました。

 ところが、そのクレソンに変化が起こり始めました。

 たくさんの根が生え、その上に大量のクレソンの茎と葉が育ったまではよかったのですが、その結果、マイクロバブルによる酸素供給が足らなくなり、根腐れが起こってしまいました。

 こうなると、なかなか、その事態の悪化を止めることができなくなり、結局、そのクレソンは一夏の生育で終わってしまいました。

 生物の世界では、それが増殖しすぎると、それを補う生育条件を保つことができなくなり、その結果として衰退が始まり、最後には滅びてしまうことがよく起こります。

 上記の植物もクレソンと同様に、その現象が起きかけていて、あやうく、その危機的状況に陥るところでした。

 この遠因は、一度も太陽が顔を出さずに長雨が10日以上も続いたこと、そして梅雨明け後は、今度は高温の日が続き、ほとんど雨が降らなかったことにあります。

 上記の植物おいては、地場でも同じような現象が起こり、収穫に至ることはできず、不作に終わりました。

 天変によって、このように厳しい現実が起こることを知り、その対策を十分に練って備えておくことの大切さを痛感しました。

 そこで、遅ればせながらですが、その問題解明ができたことから、その原因を除去し、マイクロバブルで回復できるようにすることができるか、これが問われることになりました。

 明日は、残っている植物のケアを行い、枯れた部分の除去の作業を行い、その後、水槽の清掃、液肥づくり、苗の清掃、そして最後にマイクロバブルを稼働させるという作業を行います。

 明日から、しばらくの間、マイクロバブルの蘇生力が試されることになりそうです(つづく)。
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前庭に咲いたブルーセージ