質問8:マイクロバブルは、1秒間に何個のあわをだすのですか?
これは、正確な数値で表すとなると、なかなかむずかしいことになります。
そこで、これまでは、単に大量(たいりょう)に発生するといってもわかりませんので、1分間に1リットルという容量(ようりょう)で表現してきました。
しかし、あるとき、NHKの取材(しゅざい)をうけたときに、そのカメラマンがどうしても、その数を示したかったのでしょう。「1秒間(びょうかん)に1億個(おくこ)」ほど、マイクロバブルが発生すると放送していました。
ここでは、その数値(すうち)を紹介(しょうかい)することにとどめておきましょう。
参考(さんこう)までに、マイクロバブルが発生している様子を示します。

マイクロバブルがたくさん発生するということは、それを与えるものが多数であっても、まったく問題がありません。
この世の中でたくさんあるもの、それにはどんなものがあるでしょうか?
たとえば、「あずき」とか、「こな」のようなものがあります。
あずきは、「おしるこ」や、まんじゅうの「あんこ」に使われます。
これがたくさんあると、洗うのもたいへんですが、マイクロバブルは、それをかんたんに洗浄(せんじょう)します。
また、「こな」においては、それにくっついた汚(よご)れをきれいに洗(あら)いおとすこともできます。
それから小さい生物がたくさん集まっている場合に、それらを元気にします。
なお、マイクロバブルは、その発生直後(はっせいちょくご)から数十秒間(すうじゅうびょうかん)で小さくなって見えなくなりますので、実際(じっさい)に、その数を正確(せいかく)に計(はか)ることは、ひじょうにむずかしいことなのです。
以上をまとめると、その回答は、次のようになります。
「マイクロバブルは、1分間に約1リットル、発生できるようにしています。
ごく小さいマイクロバブルをたくさん発生させることで、あずきやこなのようにたくさんあるものをあらうことができます。
また、小さな生物をたくさん育てることもできます。」
質問9:マイクロバブルは、1秒間に何回転するのですか?
これは、じっさいに、ハイスピードカメラで写(うつ)してしらべましたので、せいかくに答えることができます。
これには、1秒に1万まいもさつえいすることができる、こうせいのうなカメラ(ハイスピードカメラ)を使いました。
このとき、とてもつごうがよかったのは、光をあてるとマイクロバブルが輝(かがや)き、それをさつえいすることで、その回転数(かいてんすう)を計(はか)ることができたことでした。
そのときの画像(がぞう)の一部(いちぶ)を示しておきましょう。
これらの画像を用いてしらべると、マイクロバブル発生装置のなかでは、なんと1秒間に400~600回転もしていたのです。
これは、予想外(よそうがい)の回転速度(かいてんそくど)でしたので、びっくりしました(科学には、びっくりすることが大切です)。
そこで、世の中のにある機械装置(きかいそうち)の回転速度を調べてみました。
いちばんはやく回転していたのが、ジェット機(き)の「ターボエンジン」で、毎分(まいふん)10万回転、マイクロバブルは毎分3万回転で、スペースシャトル内にあるエンジンポンプと同じでした。
車やボートなどのモーターの回転速度は、毎分3000回転ていどですから、マイクロバブルの場合が、いかに速く回転しているかが、よくわかるでしょう。
しかも、まことにすばらしいのは、マイクロバブルの場合、小型の普通のポンプを使用すればよかったのです。
とくべつのポンプではなく、市販(しはん)のものでよいことから、安くかうことができ、助かりました。
このように、マイクロバブルを発生させるさいに、水と空気をいっしょに超高速(ちょうくそく)で回転させたことで、とても、すばらしいことが起(お)こっていたのでした。
それは、水と空気が、たがいに強力(きょうりょく)に、こすりあう「摩擦現象(まさつげんしょう)」が発生していたからでした。
ものとものを、こすり合わせると、かならず、この現象が発生し、たがいにプラスとマイナスの電気(でんき)を生み出します。
マイクロバブルの場合は、この現象によって、強力なマイナスの電気をおびることができるようになりました。
この性質によって、マイクロバブルがよごれをおとす、いわゆる洗浄(せんじょう)という分野(ぶんや)で大いに役立(やくだ)つことになりました。
また、おふろに入ると身体中(からだじゅう)に、たくさんのマイクロバブルがくっつきます。
それは、身体についたよごれがプラスの電気をおびていいるからで、マイクロバブルが、そこにくっついいて、よごれをはがしてくれます。
そのため、身体をせっけんであらわなくてすむようになり、それを実行している方もおられますよ。
このような洗浄だけでなく、マイクロバブルの摩擦現象は、医療(いりょう)や農漁業(のうぎょぎょう)などの分野においても、重要(じゅうよう)な効果(こうか)をもたらしました。
以上をまとめて、第8質問(しつもん)の回答(かいとう)を示します。
「マイクロバブルを発生させるために、装置(そうち)のなかで、水と空気を1秒間でやく500回も、回転させていました。
その結果、マイクロバブルはマイナスの電気をおびるようになりました。
マイナスの電気をおびると、よごれなどのプラスのものにくっつきやすくなり、それが、半導体(はんどうたい)や身体の洗浄(せんじょう)に役立ちました。
マイクロバブルは、水と空気を超高速(ちょうこうそく)で回転させる技術であり、これによって、洗浄だけでなく、たくさんの良い効果(こうか)が生まれました」
(つづく)。
これは、正確な数値で表すとなると、なかなかむずかしいことになります。
そこで、これまでは、単に大量(たいりょう)に発生するといってもわかりませんので、1分間に1リットルという容量(ようりょう)で表現してきました。
しかし、あるとき、NHKの取材(しゅざい)をうけたときに、そのカメラマンがどうしても、その数を示したかったのでしょう。「1秒間(びょうかん)に1億個(おくこ)」ほど、マイクロバブルが発生すると放送していました。
ここでは、その数値(すうち)を紹介(しょうかい)することにとどめておきましょう。
参考(さんこう)までに、マイクロバブルが発生している様子を示します。

マイクロバブルの発生
マイクロバブルがたくさん発生するということは、それを与えるものが多数であっても、まったく問題がありません。
この世の中でたくさんあるもの、それにはどんなものがあるでしょうか?
たとえば、「あずき」とか、「こな」のようなものがあります。
あずきは、「おしるこ」や、まんじゅうの「あんこ」に使われます。
これがたくさんあると、洗うのもたいへんですが、マイクロバブルは、それをかんたんに洗浄(せんじょう)します。
また、「こな」においては、それにくっついた汚(よご)れをきれいに洗(あら)いおとすこともできます。
それから小さい生物がたくさん集まっている場合に、それらを元気にします。
なお、マイクロバブルは、その発生直後(はっせいちょくご)から数十秒間(すうじゅうびょうかん)で小さくなって見えなくなりますので、実際(じっさい)に、その数を正確(せいかく)に計(はか)ることは、ひじょうにむずかしいことなのです。
以上をまとめると、その回答は、次のようになります。
「マイクロバブルは、1分間に約1リットル、発生できるようにしています。
ごく小さいマイクロバブルをたくさん発生させることで、あずきやこなのようにたくさんあるものをあらうことができます。
また、小さな生物をたくさん育てることもできます。」
質問9:マイクロバブルは、1秒間に何回転するのですか?
これは、じっさいに、ハイスピードカメラで写(うつ)してしらべましたので、せいかくに答えることができます。
これには、1秒に1万まいもさつえいすることができる、こうせいのうなカメラ(ハイスピードカメラ)を使いました。
このとき、とてもつごうがよかったのは、光をあてるとマイクロバブルが輝(かがや)き、それをさつえいすることで、その回転数(かいてんすう)を計(はか)ることができたことでした。
そのときの画像(がぞう)の一部(いちぶ)を示しておきましょう。
高速度カメラの画像(がぞう、白いのがマイクロバブル)
これらの画像を用いてしらべると、マイクロバブル発生装置のなかでは、なんと1秒間に400~600回転もしていたのです。
これは、予想外(よそうがい)の回転速度(かいてんそくど)でしたので、びっくりしました(科学には、びっくりすることが大切です)。
そこで、世の中のにある機械装置(きかいそうち)の回転速度を調べてみました。
いちばんはやく回転していたのが、ジェット機(き)の「ターボエンジン」で、毎分(まいふん)10万回転、マイクロバブルは毎分3万回転で、スペースシャトル内にあるエンジンポンプと同じでした。
車やボートなどのモーターの回転速度は、毎分3000回転ていどですから、マイクロバブルの場合が、いかに速く回転しているかが、よくわかるでしょう。
しかも、まことにすばらしいのは、マイクロバブルの場合、小型の普通のポンプを使用すればよかったのです。
とくべつのポンプではなく、市販(しはん)のものでよいことから、安くかうことができ、助かりました。
このように、マイクロバブルを発生させるさいに、水と空気をいっしょに超高速(ちょうくそく)で回転させたことで、とても、すばらしいことが起(お)こっていたのでした。
それは、水と空気が、たがいに強力(きょうりょく)に、こすりあう「摩擦現象(まさつげんしょう)」が発生していたからでした。
ものとものを、こすり合わせると、かならず、この現象が発生し、たがいにプラスとマイナスの電気(でんき)を生み出します。
マイクロバブルの場合は、この現象によって、強力なマイナスの電気をおびることができるようになりました。
この性質によって、マイクロバブルがよごれをおとす、いわゆる洗浄(せんじょう)という分野(ぶんや)で大いに役立(やくだ)つことになりました。
また、おふろに入ると身体中(からだじゅう)に、たくさんのマイクロバブルがくっつきます。
それは、身体についたよごれがプラスの電気をおびていいるからで、マイクロバブルが、そこにくっついいて、よごれをはがしてくれます。
そのため、身体をせっけんであらわなくてすむようになり、それを実行している方もおられますよ。
このような洗浄だけでなく、マイクロバブルの摩擦現象は、医療(いりょう)や農漁業(のうぎょぎょう)などの分野においても、重要(じゅうよう)な効果(こうか)をもたらしました。
以上をまとめて、第8質問(しつもん)の回答(かいとう)を示します。
「マイクロバブルを発生させるために、装置(そうち)のなかで、水と空気を1秒間でやく500回も、回転させていました。
その結果、マイクロバブルはマイナスの電気をおびるようになりました。
マイナスの電気をおびると、よごれなどのプラスのものにくっつきやすくなり、それが、半導体(はんどうたい)や身体の洗浄(せんじょう)に役立ちました。
マイクロバブルは、水と空気を超高速(ちょうこうそく)で回転させる技術であり、これによって、洗浄だけでなく、たくさんの良い効果(こうか)が生まれました」
(つづく)。
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