質問6:マイクロバブルは、どういう作りになっているのですか?
質問7:マイクロバブルは、どんな人が使うといいのですか?
質問8:マイクロバブルは、1秒間に何個のあわをだすのですか?
質問9:マイクロバブルは、1秒間に何回転するのですか?
質問10:マイクロバブルは、人だけでなくちがうものにも使われていますか?
質問11:マイクロバブルをあてると、どういうことがおこるのですか?
質問12:マイクロバブルは、これから、どういうものに使われていくのですか?
これらが、N君から出されていた、残りの7つの質問でした。
お父さんといっしょに考えながら作った質問ですから、いずれも、すてきなものばかりです。
さて、本日は、質問6の回答を行うことにしましょう。
①大きさ
いろいろな大きさがありますが、いちばん小さいのは、ヤクルトの容器(ようき)とほぼ同じぐらいです。
それから、じょじょに大きくなって、さいだいはジュースのカンぐらいになります。
小さい方から、S型、MS型、M型、LM型、L型の5種類(しゅるい)があります。
これらは、主に装置(そうち)のなかを流(なが)れる水の量(りょう)のちがいによってわけられています。
発生させるマイクロバブルの量はあまり変わりません。
②材質(ざいしつ)
プラスチックと金属(きんぞく)の2種類があります。それぞれ、温度のちがいや液体(えきたい)の種類によって用いる材質がことなります。
③装置のなかの形(かたち)
装置(そうち)のなかの形は同じです。水と空気をいっしょに回転(かいてん)させてマイクロバブルを発生することができるように工夫(くふう)されています。
④装置の中身(なかみ)
装置のなかには、なにも入っていません。空気と水がとおる部分(ぶぶん)があるのみです。よく、なかに羽根車(はねぐるま)が入っているのではないですかとたずねられますが、そうではありません。
羽根車が入っていると、それが抵抗(ていこう)になり、かえってマイクロバブルを発生させにくくなります。
このばあい、抵抗(ていこう)とは、流れにくくする力のことです。
装置の内部に形成された旋回気体空洞部(せんかいきたいくうどうぶ)と旋回液体部(せんかいえきたいぶ)
⑤マイクロバブルを発生させる「つくり」のとくちょうは、次の6つです。
1)装置のなかで水を回転させやすくするために、断面(だんめん)のはしのほうから、水をポンプで入れるようにしました。
2)空気は、装置の中で圧力(あつりょく)が低いところに孔(あな)をあけて、空気を自分ですいこむようにしました。
3)1)と2)の工夫(くふう)によって、水と空気がいっしょに回転(かいてん)するようになり、まんなかに空気の柱(はしら)ができるようにしました。このようすは、竜巻(たつまき)によくにています。
4)この空気の柱を水といっしょに回転させて千切(ちぎ)ることによって、マイクロバブルがたくさん発生します。
5)この千切(ちぎ)る方法は、出口をきゅうに狭(せま)くすることによって可能となりました。
6)このマイクロバブルは、小さく振動(しんどう、大きくなる、小さくなることをくりかえすこと)しながら、じょじょに小さくなって消えていきます。ここが、これまでの大きな気泡と大きくちがう点(てん)です。
以上をまとめて、第6質問(しつもん)の回答(かいとう)を示します。
「装置(そうち)のなかは空洞(くうどう)のみで、なにも入っていません。そのほうが、水と空気をいっしょに速(はや)く、回転(かいてん)させやすいのです。
装置の大きさには5種類があり、これらを見たかたは、あまりにの小さいのでおどろかれます。
小さくて、簡単なことが、良い装置の条件(じょうけん)といえます。
その作りの工夫(くふう)は、空気と水を共に回転(かいてん)させて、そのなかに竜巻(たつまき)のような空気が回転するストローのような柱(はしら)を作ったこと、それを出口を狭(せま)くして水といっしょに回転させて、その空気の柱を千切(ちぎ)るようにしたことにありました。
これは、さいしょからわかってやったことではありません。いろいろとためしてみて、やっとわかったことです。
ですから、その理論(りろん)は、後になって明らかになったことです。なにごとも、ためしてみないとわかりませんので、それをねばりつよく繰(く)り返(かえ)していくことが大切(たいせつ)です」
(つづく)。
マイクロバブル装置の出口付近の発生モデル
質問7:マイクロバブルは、どんな人が使うといいのですか?
質問8:マイクロバブルは、1秒間に何個のあわをだすのですか?
質問9:マイクロバブルは、1秒間に何回転するのですか?
質問10:マイクロバブルは、人だけでなくちがうものにも使われていますか?
質問11:マイクロバブルをあてると、どういうことがおこるのですか?
質問12:マイクロバブルは、これから、どういうものに使われていくのですか?
これらが、N君から出されていた、残りの7つの質問でした。
お父さんといっしょに考えながら作った質問ですから、いずれも、すてきなものばかりです。
さて、本日は、質問6の回答を行うことにしましょう。
①大きさ
いろいろな大きさがありますが、いちばん小さいのは、ヤクルトの容器(ようき)とほぼ同じぐらいです。
それから、じょじょに大きくなって、さいだいはジュースのカンぐらいになります。
小さい方から、S型、MS型、M型、LM型、L型の5種類(しゅるい)があります。
これらは、主に装置(そうち)のなかを流(なが)れる水の量(りょう)のちがいによってわけられています。
発生させるマイクロバブルの量はあまり変わりません。
②材質(ざいしつ)
プラスチックと金属(きんぞく)の2種類があります。それぞれ、温度のちがいや液体(えきたい)の種類によって用いる材質がことなります。
③装置のなかの形(かたち)
装置(そうち)のなかの形は同じです。水と空気をいっしょに回転(かいてん)させてマイクロバブルを発生することができるように工夫(くふう)されています。
④装置の中身(なかみ)
装置のなかには、なにも入っていません。空気と水がとおる部分(ぶぶん)があるのみです。よく、なかに羽根車(はねぐるま)が入っているのではないですかとたずねられますが、そうではありません。
羽根車が入っていると、それが抵抗(ていこう)になり、かえってマイクロバブルを発生させにくくなります。
このばあい、抵抗(ていこう)とは、流れにくくする力のことです。
装置の内部に形成された旋回気体空洞部(せんかいきたいくうどうぶ)と旋回液体部(せんかいえきたいぶ)
⑤マイクロバブルを発生させる「つくり」のとくちょうは、次の6つです。
1)装置のなかで水を回転させやすくするために、断面(だんめん)のはしのほうから、水をポンプで入れるようにしました。
2)空気は、装置の中で圧力(あつりょく)が低いところに孔(あな)をあけて、空気を自分ですいこむようにしました。
3)1)と2)の工夫(くふう)によって、水と空気がいっしょに回転(かいてん)するようになり、まんなかに空気の柱(はしら)ができるようにしました。このようすは、竜巻(たつまき)によくにています。
4)この空気の柱を水といっしょに回転させて千切(ちぎ)ることによって、マイクロバブルがたくさん発生します。
5)この千切(ちぎ)る方法は、出口をきゅうに狭(せま)くすることによって可能となりました。
6)このマイクロバブルは、小さく振動(しんどう、大きくなる、小さくなることをくりかえすこと)しながら、じょじょに小さくなって消えていきます。ここが、これまでの大きな気泡と大きくちがう点(てん)です。
以上をまとめて、第6質問(しつもん)の回答(かいとう)を示します。
「装置(そうち)のなかは空洞(くうどう)のみで、なにも入っていません。そのほうが、水と空気をいっしょに速(はや)く、回転(かいてん)させやすいのです。
装置の大きさには5種類があり、これらを見たかたは、あまりにの小さいのでおどろかれます。
小さくて、簡単なことが、良い装置の条件(じょうけん)といえます。
その作りの工夫(くふう)は、空気と水を共に回転(かいてん)させて、そのなかに竜巻(たつまき)のような空気が回転するストローのような柱(はしら)を作ったこと、それを出口を狭(せま)くして水といっしょに回転させて、その空気の柱を千切(ちぎ)るようにしたことにありました。
これは、さいしょからわかってやったことではありません。いろいろとためしてみて、やっとわかったことです。
ですから、その理論(りろん)は、後になって明らかになったことです。なにごとも、ためしてみないとわかりませんので、それをねばりつよく繰(く)り返(かえ)していくことが大切(たいせつ)です」
(つづく)。
マイクロバブル装置の出口付近の発生モデル
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