一昨日のS会員によって報告された成果は、じつにすばらしいもので、その余韻が今も残っています。

 S会員だけでなく、研究会、ひいては地域全体に小さくない影響を与えるに違いないありません。今後は、本成果をより一層発展させることがますます重要になるでしょう。

 さて、3つ目の話題提供は、私によるもので、その題目は、「私のヘチマの里づくり」でした。

 3月から種まきを始め、4月に発芽し、5月にマイクロバブル水槽に移植しました。

 まだ梅雨が明けていませんでしたので、その上をナイロンカバーで覆い、雨を凌ぎました。

 たまに太陽が顔を出し、強い陽光が降り注いだ場合、そして西日が強い場合には、その上に遮光ネットを張りました。

 こうして、梅雨のなかでも、ゴーヤとヘチマがすくすくと育ち始めました。

 最初は、ゴーヤの方が先行して蔓を伸ばしていきました。

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ヘチマ(左)とゴーヤの蔓の先端(2016年6月24日、筆者撮影)
 
 写真のように、ゴーヤをヘチマが追いかけるという競争になり、これが地上2.5mの梁に到達するまで続きました。

 その後、その梁の上をヘチマの蔓が這うように伸びていき、大きく広がってきた様子を時間を追って説明しました。

 その現在の様子を示しておきましょう。

 
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2階から撮影したヘチマ(緑)とゴーヤ(黄緑)
 
 このように、ヘチマとゴーヤが共生しながら、立派に成長しています。

 すでに、ゴーヤの実が生りはじめましたので、まもなく、これにヘチマが続くことになるでしょう。

 これらの状況を報告し、最後に、ヘチマの里づくりの柱と課題を示し、その議論を行いました。

 
 左側の青字の部分がヘチマの里づくりの目標であり、右の赤字の部分が当面の課題です。

 この提示を踏まえて、これらの課題についての議論が盛り上がりました。

 なかでも、その課題においては、1と5の探究が重要であることが強調され、その具体的な実践方法についても検討されました。

 また、左の目標においては、5の「ヘチマの里づくり」本の重要性についての意見交換もなされました。

 その後、総合的な議論になり、そのなかでマイクロバブル技術の基本とイノベーションの可能性についてのおもしろい議論がなされました。

 そのため、気が付いたら、予定の終了時間を1時間以上も超過して、延々と熱い議論が交わされました。

 また、軽食としてマイクロバブル水で作ったカレーライスが出され、みなさんに好評でした。

 今回も、新たな参加者が二人あり、充実した楽しい研究会になりました(この稿おわり)。