梅雨が明けて、一気に気温が上昇してきました。

 ここ国東では、今朝の気温は21℃、湿度72%、そして夕方の今は気温が29.8℃、湿度が58%です。

 気温が約9℃高くなっていますが、風があるせいか、あまり暑さを感じることはありませんでした。湿度が14%減少したことも幸いでした。

 じつは、私が住んでいる国東市武蔵町の向陽台というところは、それを造成する前は森でした。

 標高は40ⅿ、海には車で4分のところにあり、昼間は海風が吹いてきて、そして夜は山から風が吹いてきます。

 この造成地には約400戸の住宅があり、その周囲には造成前の森が広がっています。

 それゆえ、夏は涼しく、風があり、ほとんどエアコンをかけることがありません。

 しかし、それでも梅雨の時期は蒸し暑く、そして湿度が高いので、皮膚が弱りがちになります。

 とくに、今年は、長雨のせいでGFH(中庭に設置されている植物ハウス)で育てていた野菜に害虫が発生して困りました。

 当然のことながら、ハウスの中で手作業をしていますと、いつのまにか、その手に害虫が付着してしまうのでしょう。

 それから、家は家の方で、家ダニが繁殖する季節でもあります。

 しばらくして、その部分が痒くなります。いわゆる虫刺され状態になって、しばらく、その痒みが止まらなくなります。

 これに直射日光があたり、汗をかくと、さらに容態が悪化し、化膿し始めます。こうなってくると、なかなか治りません。

 さらに、その害虫が室内にも持ち込まれ、思わぬところに住みつく可能性もあるようです。

 今年、最も困ったのは、机の上に敷いている皮のマットの上に、その害虫が住み付いていたようです。パソコンのキーボードを打ちながら、手の下部が、その上に置かれますので、そこが蒸れて汗をかいてしまいます。

 しばらくすると、その蒸れた部分が痒くなるのです。最初は、それに気づきませんでしたので、「おかしいな」と思いながら、きっとハウスの作業時に虫に刺されたのであろうと思っていました。

 しかし、作業をしない日でも、同じ症状になりますので、もしやと思い、そのマットを撤去したら、その痒みがなくなりました。

 痒いから、手で掻く、掻くと、いつの間に身体のあちこちが痒くなる、一時期は、治るよりも広がる方が勝るようになり、困った状態になっていました。

 こうなると、塗り薬程度では、なかなか改善に向かいません。

 そこで、この窮地を打開するためにマイクロバブルを使用することにしています。

 すでに何度も体験的に学習していますので、まず、その痒い部分にマイクロバブルを近接噴射させます(距離は1㎝前後離した状態をいう)。

 すると、どうでしょう。

 その以前よりも一層痒みが増してきます。それを我慢して、しばらく、マイクロバブルの近接噴射を続けます。

 そうすると、その痒みが徐々に和らいできますので、そこで一旦噴射を止め、次の痒い所に移っていきます。

 痒いところが多いと、それが終わるまでに結構な時間がかかります。

 ここで重要なのは、マイクロバブルの近接噴射でないと、その改善効果が十分に発揮できない
ことです。

 それは、なぜでしょうか?


 一般に、痒みの原因は数々ありますが、末梢血管における血液の流れが滞っているところに急激な血液の流れを促すような作用があると痒みが出るという現象が起こります。

 たとえば痒みのある部分を押さえると、その作用で皮膚が刺激され、その付近の血行も促進されて痒みが生じます。

 これとよく似た皮膚刺激と末梢血管における血行促進が、マイクロバブルの近接噴射で起こります。

 すでに、その促進現象は、実際の血流量の実験において幾度となく検証されています。


 そのことを踏まえて、非常に重要なのは、その血流促進が、どの程度の強さで、そして、身体のどの範囲で起こるかという問題です。

 単に、痒い所を押さえて、揺らしただけでは、そこでの限られた痒みの発生、すなわち、その患部の狭い範囲での血行促進に終わってしまいます。

 ところが、マイクロバブルの場合は、その近接噴射の部分を中心に大幅な血流促進が起こり、そこから、静脈系を中心にして血液が心臓に向かって流れていくようであり、ここに重要な差異があるように思われます。

 そして、しばらく、その痒い部分にマイクロバブルを近接噴射させていると、時間経過と共に、その痒みが和らぎ、解消していきます。慣れてくると、

 --- もうこの辺でよいであろう!

という按排(あんばい)が解るようになります。

 しかも、こうしてしっかりとマイクロバブルを与えると、その洗浄効果も加わって、翌日には、すっかりきれいになって、その痒かった患部がほとんど改善していることが多いようです。

 皮膚の弱い私にとって、マイクロバブルなしで一夏を過ごすことは考えられないことであり、それなしでは数々の悲劇が生まれることは大いにあり得ることではないかと思います。

 夏になれば、わがよき友のマイクロバブル。

 その入浴の始まりは1996年からですので、すでに20年になりました。

 決して短くはない、私のマイクロバブル入浴生活ですね(つづく)。

20160719minnto
前庭に咲いたスペアミントの花