昨日は、梅雨の合間でしょうか、久しぶりに太陽が顔を出し、初夏の爽やかさを味わうことができました。

 その朝陽の当たるなかで、植物たちの世話を存分にさせていただきました。

 まず、水槽に液肥を入れる作業を行いました。

 夏を迎えて植物がすくすくと成長するようになります。

 そして、その分だけ、液体肥料の摂取量も増してきます。

 根から水分と肥料分を共に吸収し、茎と葉脈を通じて、それらを葉っぱの先端まで運搬していく量が増えるからです。

 マイクロバブルによる植物活性の特徴は、第1に根の成長促進を実現し、第2に、その根から大量の水分と肥料分を吸収させ、第3に、そん結果として茎と葉の成長を増すことにあります。

 ですから、この液肥補給をこまめに行うことが、なによりも重要になります。

 ーーー これは、かなり減っているな、危ない、危ない。

 そう思いながら、大葉の生育水路に、液肥の補給を行いました。

 最初は、バケツに汲んで、何回も往復していましたが、それでは間に合わないことに気付き、水中ポンプで送水することにしました。

 50リットルの液肥を2つ作成しましたので、合計で100リットルを水路内に補給したことになります。

 これで、根が潤い、そこからの吸収が活発になっていくことでしょう。

 さて、その大葉ですが、これがよく成長してきて、入植が一番早かった水路では、その先端がハウスの低い側の天井に接近してきました。

 その様は、大葉の林のように見えてきて、その観察においては、ちょっとした豪華さを覚えることもあるようです。

 近々、その伸びた先端部分を切断し、閊(つか)えた部分を取り除いてやる必要があります。

 また、その下の水路においても、同じ現象が起きていますので、積極的に、その先端部分を収穫していくことが求められています。

 そこで、その収穫時の大葉の状況が問題になり始めています。

 無農薬栽培ですから、大葉が傷みやすく、そして梅雨時には一気に害虫どもが蔓延してきます。

 とくに、大葉の木そのものが弱ると、それがすぐに葉っぱの虫の付き具合にも反映してきますので、要注意といえるでしょう。

 ところで、大葉はハーブ系の野菜のひとつですが、この葉の付き方には、共通の特徴があります。

 それは、必ず2枚が対になって水平方向に広がりながら成長することにあります。

 そして、其の2枚の次には、それと直角方向に2枚が、やはり対になって成長するようになります。

 共に、きちんと直角方向に交互に伸びていきますので、そこには、まじめな律義さを感じてしまいます。

 これだと、互いに日陰をつくることにはならず、効率よく光を浴びて光合成を促進させることが可能になります。

 その律義な葉の伸び具合を示しておきましょう(つづく)。
ooba20160615
大葉の葉具合