その300秒の話を聞いて、私も吃驚しました。

 そこで、私もしらたまちゃんに尋ねてみました。

 「6分は何秒?」

 少し時間を要しましたが、「360秒」という返事がありました。

 「それでは7分は?」

 今度はあまり時間をかけずに、「420秒」という返答がありました。

 順に、8分、9分、10分と尋ねていきましたが、いずれも正解でした。

 これらをいずれも暗算でやってのけるのですから、ここにしらたまちゃんの明晰さがあります。

 「掛け算がよくできるねー」

 「足し算と引き算、掛け算もできるよ!割り算はできないよ」

 「そうかな?」といって、机の上に割り算を書いてみました。

 「4÷2=?、これは4を2つに分けたらいくらになるかということだよ」

 「2」という答えがすぐに返ってきました。

 「そしたら、6÷3は?6を3つに分けるのだよ」

 「2」

 「よくできたね。こんどは8÷4は?」

 「2、なんだ、全部2じゃぁ」

 こうして答えが2になる割り算をすぐに理解することができました。

 この子のすばらしいところは、それを遊びながらマスターしていくことにあります。

 最初は指を使って計算をしていても、そのうち指が不要になり、すべて暗算でできるようになっているのです。

 このマスターぶりは、数字の世界だけではありません。

 これまた、私が没栗仰天したのは、自分の家族と私の家族、子供たちも含めて総勢16名の名前を漢字で書きはじめたのです。

 もちろん、その中に書けない漢字もありましたので、それをどう書くかを、尋ねては書くを繰り返し、そのすべてを書き終えたことでした。

 彼にとっては、これとて遊びであり、それこそ軽くやってのけるのです。

 その際に、漢字を間違って書くことを嫌います。

 書き損じることを極端にいやがります。

 それゆえ、いつも慎重に書き続けます。

 これもすばらしい性格の一つといえそうです。

 おそるべし、5歳のしらたまちゃんです(つづく)。
utausiratama20160615
                  5歳のしらたまちゃん(2016年6月14日)