「PFさん、マイクロバブルのすばらしいところは、生物、すなわち、動物、植物、微生物において生物的な活性作用を生み出すことにあります」
「それに加えて、洗浄にも優れている・・・」
「そうです。優れた洗浄力を発揮しますので、これは一石二鳥の作用効果があるといってもよいでしょう」
「なるほど、そうですよね・・・」
「しかし、すべてのマイクロバブルが、その2つの優れた作用効果を持っているかといえば、そうではありません。そこが要注意です。この点を見誤ると、とんでもないことになりますので、その違いをよく理解おく必要があります」
「私も、その間違いを犯した一人です。白い泡だから、よく汚れが落ちると思ったのですが、実際には何も落ちませんでした。それに、身体によいとも聞いていましたが、そんな作用は何もなく、皮膚病においても、それがよくなるどころか、かえって進行するということまで起こりました」
「その白い泡は、真に要注意です。これは加圧溶解式と呼ばれる装置から造られる泡ですが、この泡が白く見えるのは、その直径が数十マイクロメートル以上であることが明らかになりました。
それは、大きめの泡ですから白く見えるのであって、より細かいから白く見えるのではありません。それから、泡のサイズが大きくなりますと(正確には、その直径が65マイクロメートルよりも大きい)、膨張しますので、それとは反対に収縮して小さくなっていく泡とは本質的な違いがあります」
「小さくなる泡ですか?」
「そうです。私どもが開発した超高速旋回式マイクロバブル装置から発生させられたマイクロバブルのほぼすべては、発生直後から収縮運動を開始し、最後にはナノバブルの段階にまで小さくなっていきます」
「マイクロバブルが収縮してナノバブルにまで変化していくのですか?」
「その過程は、やや複雑ですが、そのようにいっても差し支えないでしょう。」
この行は、前回の記事と同じになりそうなので、その重複は避けることにしましょう。
「じつは、このマイクロバブルの収縮運動が大切でして、これが逆の膨張していく泡ですと、その中の気体(空気の場合は酸素のみ)を若干溶かすだけの効果しかありません」
「といいますと、泡が小さくなることに重要な意味が出てくる、そうですよね!」
「その通りです。小さくなっていくマイクロバブルが重要であり、しかも、それが短時間において収縮していくマイクロバブルが重要な作用効果を発揮するのです。だらだらと、長い時間をかけて収縮していくマイクロバブルには、その活性をもたらす作用がほとんどないということができるでしょう」
「短時間といいますと、どれくらい短いのですか?」
「よい質問です。たとえば、マイクロバブルの直径を20マイクロメートルとし、それを起点にしますと、その収縮時間は高々数秒間です。この間に、マイクロバブルは種宿してナノバブルへと変化していきます」
「なぜ、収縮時間が短い方がよいのですか?」
「鋭いですね。これもやや難しくなる話ですが、それを解りやすく説明すると、要するに、その時間が短ければ短いほど、マイクロバブルの中が変化しやすくなり、化学反応が起きやすくなるのです」
「化学反応、その言葉を聞いただけで、もうお手上げですね」
「そうですね。マイクロバブルの中での化学反応、当初は考えてもみなかったことですが、これが非常に重要であることが徐々に判明してきましたので、機会がある度に、丁寧に解説してきました」
「その化学反応では、よいことが起こるのですか? それとも、よくないことが起こるのですか?」
「よいことが起こるのか、そうではないのか、これはとても気になることですね。もちろん、その化学反応は、よい方向で起こります」
「生物にとってもよいことが起こるのですか?」
「はい、よいことが起こります。具体的には、生物に独特の活性(簡単にいえばすこぶる元気になる)が誘起され、その洗浄にもよい機能が生まれてきます」
「それだったら、よいことばかりになりますね。そう考えてよいのでしょうか?」
「はい、そう考えられてよいと思います。今度、機会を得て、この化学反応について詳しい説明ができるとよいですね」
こうして、PFさんとのやり取りは、延々と続くことになりました。
また、この進行に伴って、PFさんのマイクロバブルに関するご理解は、大いに深まっていきました。
このPFさんが優れているのは、私どものマイクロバブル技術をすぐに理解し、自分の技術として実際に役立てようとしてることでした。
次回は、その優れた実践についての考察を試みることにしましょう(つづく)。
チガヤ
「それに加えて、洗浄にも優れている・・・」
「そうです。優れた洗浄力を発揮しますので、これは一石二鳥の作用効果があるといってもよいでしょう」
「なるほど、そうですよね・・・」
「しかし、すべてのマイクロバブルが、その2つの優れた作用効果を持っているかといえば、そうではありません。そこが要注意です。この点を見誤ると、とんでもないことになりますので、その違いをよく理解おく必要があります」
「私も、その間違いを犯した一人です。白い泡だから、よく汚れが落ちると思ったのですが、実際には何も落ちませんでした。それに、身体によいとも聞いていましたが、そんな作用は何もなく、皮膚病においても、それがよくなるどころか、かえって進行するということまで起こりました」
「その白い泡は、真に要注意です。これは加圧溶解式と呼ばれる装置から造られる泡ですが、この泡が白く見えるのは、その直径が数十マイクロメートル以上であることが明らかになりました。
それは、大きめの泡ですから白く見えるのであって、より細かいから白く見えるのではありません。それから、泡のサイズが大きくなりますと(正確には、その直径が65マイクロメートルよりも大きい)、膨張しますので、それとは反対に収縮して小さくなっていく泡とは本質的な違いがあります」
「小さくなる泡ですか?」
「そうです。私どもが開発した超高速旋回式マイクロバブル装置から発生させられたマイクロバブルのほぼすべては、発生直後から収縮運動を開始し、最後にはナノバブルの段階にまで小さくなっていきます」
「マイクロバブルが収縮してナノバブルにまで変化していくのですか?」
「その過程は、やや複雑ですが、そのようにいっても差し支えないでしょう。」
この行は、前回の記事と同じになりそうなので、その重複は避けることにしましょう。
「じつは、このマイクロバブルの収縮運動が大切でして、これが逆の膨張していく泡ですと、その中の気体(空気の場合は酸素のみ)を若干溶かすだけの効果しかありません」
「といいますと、泡が小さくなることに重要な意味が出てくる、そうですよね!」
「その通りです。小さくなっていくマイクロバブルが重要であり、しかも、それが短時間において収縮していくマイクロバブルが重要な作用効果を発揮するのです。だらだらと、長い時間をかけて収縮していくマイクロバブルには、その活性をもたらす作用がほとんどないということができるでしょう」
「短時間といいますと、どれくらい短いのですか?」
「よい質問です。たとえば、マイクロバブルの直径を20マイクロメートルとし、それを起点にしますと、その収縮時間は高々数秒間です。この間に、マイクロバブルは種宿してナノバブルへと変化していきます」
「なぜ、収縮時間が短い方がよいのですか?」
「鋭いですね。これもやや難しくなる話ですが、それを解りやすく説明すると、要するに、その時間が短ければ短いほど、マイクロバブルの中が変化しやすくなり、化学反応が起きやすくなるのです」
「化学反応、その言葉を聞いただけで、もうお手上げですね」
「そうですね。マイクロバブルの中での化学反応、当初は考えてもみなかったことですが、これが非常に重要であることが徐々に判明してきましたので、機会がある度に、丁寧に解説してきました」
「その化学反応では、よいことが起こるのですか? それとも、よくないことが起こるのですか?」
「よいことが起こるのか、そうではないのか、これはとても気になることですね。もちろん、その化学反応は、よい方向で起こります」
「生物にとってもよいことが起こるのですか?」
「はい、よいことが起こります。具体的には、生物に独特の活性(簡単にいえばすこぶる元気になる)が誘起され、その洗浄にもよい機能が生まれてきます」
「それだったら、よいことばかりになりますね。そう考えてよいのでしょうか?」
「はい、そう考えられてよいと思います。今度、機会を得て、この化学反応について詳しい説明ができるとよいですね」
こうして、PFさんとのやり取りは、延々と続くことになりました。
また、この進行に伴って、PFさんのマイクロバブルに関するご理解は、大いに深まっていきました。
このPFさんが優れているのは、私どものマイクロバブル技術をすぐに理解し、自分の技術として実際に役立てようとしてることでした。
次回は、その優れた実践についての考察を試みることにしましょう(つづく)。
チガヤ
コメント