スズキ、唐揚げに続いて出てきたのが、サトイモ、ニンジンなどの煮物、そしてマッシュドポテト類でした。

 また、種類では、地元の焼酎である「兼八」に続いて、沖縄泡盛の古酒「金龍」がでてきました。

 これには、お酒の通の方がいて、「これが一番うまい」と飲む度にいい、とても喜ばれていました。この方は、相当、お酒に慣れているようで、その飲みっぷりは見事でした。
 
 4番手として登場したのは、天然鯛の刺身でした。その雄姿をお見せしましょう。
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 体長は50㎝近くもあり、立派な天然の鯛です。

 この刺身の大盛りがぼんと出てきました。

 目がきれいで、肉付きも申し分ありません。

 見るからにおいしそうでしたので、その刺身を早速口に入れると驚きました。

 柔らかく、いつもの鯛の味よりも、それが口の中で広がる様子がまるで違っていました。

 「このおいしさは天下一品ですね!」

 こういうと、みんさんの箸が一斉に動きだしました。

 しかも、それは、一度で留まらず、2度、3度と続いていました。

 この様は、声に出すよりも、箸や口が動く方が先という、典型的な情景でした。

 この状態が、しばらくして落ち着いてきて、この鯛の話がかなり盛り上がりました。

 このなかで、みなさんが気になったのは、やはり、その値段のことでした。

 「そんなに高くないですよ。たしか、2667円だったそうですよ!」

 これを聞いて、ある東京からの参加者が絶句されました。

 「東京では、これは3万円します」

 真剣な顔つきをなされての発言でしたから、間違いはないでしょう。

 それを聞いて、今度はこちらが吃驚しました。

 こんな弾んだ話をしていたら、案の定、この鯛の刺身は、あっという間になくなってしまいました。

 もちろん、みなさんは大喜びで、ますます宴会が盛り上がっていきました。

 耳をすますと、みなさんがほろ酔い加減で、大いにマイクロバブル談義を行っているではありませんか。

 本日の講演の内容についても語られていましたので、それらがみなさんを勇気づけたのでしょう。

 ここには、私たちが目指してきた、学び、語り合い、酒を飲み交わすという、すばらしい様子が繰り広げられていました。

 次回は、いよいよメインデッシュの話です。

 こうして認めてみると、何と豊かで、ゆかいな交流会だったのですね。

 みんさんが嬉々として喜ばれた理由がよく解ります(つづく)。