そもそもは、2月29日の「私のマイクロバブル生活研究(15)」の記事を読んだOさんが、次のコメントを寄せていただいたことが始まりでした。

 私は、この記事のなかで、生のフキノトウを食べすぎてお腹を壊していて、それをマイクロバブル入浴で徐々に改善していったことを報告していました。

 とくに、マイクロバブル入浴に伴う運動の効用やプラス思考が生まれることの利点を説明していました。

 これに、Oさんもきっと何かを感じたのでしょう。

 次のようなコメントが寄せられていました。

 犬の介護は、想像以上に、家族に負担が掛かります。 ヘルニアの老犬(18才)の後足2本がまっすぐ伸びきった状態で、ほとんど反応がありません。 また、夜鳴きに悩まされました。 トイレに行く神経伝達がうまく働かないのか早朝、深夜に外に出る羽目になり、 たとえ出たとしても、トイレをしたりしなかったり」

 犬の年齢が18歳と示されていますので、おそらくかなりの老犬であり、ヒトに例えれば、80~90歳に相当するのではないでしょうか。

 長年連れ添ってきた仲でしょうから、Oさんにとっては家族と同じ存在だったのではないでしょうか。

 ヘルニアで後ろ足が伸びきった状態になってしまったとのことですので、歩くことも、スムースに座ることもできなくなったのではなかいと思われます。

 ヒトでいえば、ヘルニアは腰椎症の一種であり、軟骨が神経を刺激して強い痛みを発生する病気であり、これがさらに進むと、このように足が伸びきったままの状態になったのでしょう。

 おそらく、神経が麻痺し、このように後ろ足が伸びきった状態で思うようにならなくなったのでしょう。

 身体には大変な痛みと違和感が発生し、夜も眠れなくて不安になり、夜泣きをせざるをえなかったのだと思います。

 「なんとかしてくれ、この痛みを和らげてくれ!」

 こう願いを発するシグナルだったのではないでしょうか。

 排泄にも狂いが生じ、その神経が弱ってきて、その器官に波及していたのだと思います。

 すべてがおかしくなり、危機的状況を迎える寸前の状態ではないかと推察できました。

 「マイクロバブル風呂に2日目位から、 伸びきった足が、自ら伸縮し始め、爪(後ろ指)が握るような反応をし始めました。 ふせた状態から起き上がる時、暴れるような動作をしていましたが、 今は、すんなり起き上がり、あぐらを掻いています。足もなめ始めました。 まだ、自ら立ったり、歩行は出来ませんが、ハーネスを着けて、持ち上げると 無反応だった後ろ足を動かして歩き出します」
 
 「これをなんとか、ブレイクスルーしたい。私も家族も大変だ!」

 きっと、こう思われたのでしょう。

 幸いなことに、Oさん宅にはマイクロバブル入浴装置があり、そして、その効果を学習していた私のブログ記事があったのです。

 その愛犬をマイクロバブル入浴させることを「ひらめいた」ようです。

 ここで注目は、早くも2日目から、そのマイクロバブルの効果が現れ始めたことです。 

 マイクロバブルのことをよく知らない方にとっては、「2日目、そんなに早く?」と訝しく思われたのではないでしょうか。

 しかし、それは、そんなに「ふしぎなこと」ではありません。

 このゴールドクラウンで紹介させていただいた事例においては、2年間左手の指が動かなかった高齢者が、約2週間の入浴で動くようになったこともありました。

 犬は、ヒトよりは身体が小さく、それだけ、マイクロバブルの作用効果が発揮されやすいのだと思います。

 たとえば、ヒトの平均体重を70㎏としますと、15kgの犬は、その1/5に相当します。

 平たくいえば、ヒトよりも犬の方が約5倍、効果が現れやすいと考えてよいでしょう。

 次に、「
伸びきった足が、自ら伸縮し始め、爪(後ろ指)が握るような反応をし始めました」とあり、これは、重要な指摘といえます。

 伸縮不可能であった足が、伸縮し、指を握るようなしぐさを示し始めたというのですから、それは、次の重要な変化の現れではないかと思われます。

 ①伸びきった筋肉が柔らかになり、そのことで痛みが和らいだのではないか。

 ②指で握るしぎさ、とは、明らかに神経が回復し、握ろうとする意思が働きはじめたのだと思います。


 そして、すんなり起き上がり、足もなめ始めた、これも驚くべき変化です。

 さらに、無反応だった後ろ足が動いて歩きだしたというのですから、これを初めて見た時は、相当な感動を呼び起こさせたのではないでしょうか。

 ここには、明らかに、マイクロバブルの作用効果で、筋肉や神経の改善がなされた様子が示されています
(つづく)。
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田染三宮神社(豊後高田市)の狛犬