真に慌ただしい3泊4日の上京でした。

 孫のしらたまちゃんに、「ちっともいっしょに遊べなかったね!」と、いわれるほどで、その通りでした。

 じつは、まだ最終の報告が残っており、この3日間は、それに向かっての、いわば臨戦状態になるでしょう。

 幸い、新型のマイクロバブル入浴のおかげで、上京の疲れは除かれつつありますが、それを悠長に楽しむ余裕は、どうやら今の私においてはないようです。

 その帰宅の際に、真っ先に赴いたのがハウスでした。それは、野菜たちが上手く育っているかという心配よりも、しばらくだったね、という心境の方が強く働いて、何はさておき、野菜たちを観察し、水をまいてやりました。

 その日の夕方(帰宅して2時間後)には、早速、その野菜たちの収穫を行い、食事に添えることができました。

 今や、この野菜たちは、我が家の食事に出てくるメインデイッシュのひとつです。

 まず、一番、身体が受け入れやすいと感じているのが、この野菜であり、それを一皿分(葉っぱにして数枚)いただきます。

 胃の方も、この野菜の刺激を受けて動きはじめたのでしょうか、それを食べ終えると、他の食物を受け入れる余裕が生まれてきます。

 そして、毎度のことながら、この野菜の新鮮さと美味しさに感激します。

 「成長野菜の採りたてが一番美味しい」

 これを実感しながら、何回も食指が動いていきます。

 それを深煎りゴマダレのドレッシング(キューピー)がさらに引き立てます。

 こうして、毎回の前菜が、主菜へと変化していきます。

 なぜなら、その後は付けたしの食物になってしまうからです。

 このような実感が伴うものですから、この野菜生活が自然に習慣として形成されていくのだと思います。

 さて、本日の野菜は、赤レタス系で「ユニーク2号」と呼ばれているものです。

 柔らかい陽ざしに、そのすばらしい葉脈が透かして観えてきて、美しい輝きを見せていました。

 ここは、根から吸い上げられた栄養と水分が通過していくところです。

 ここがしっかりしていないと、それらは葉っぱの先まで届かず、葉の成長を促進させることができません。

 その意味で、ここが、どのような組成になっているか、すなわち、どのような自己組成の構造を有しているかが非常に重要になります。

 さて、それはともかく、この部分を口に入てれ噛むと、シャキシャキという音が出てきます。

 そして、何度噛んでも、完全に歯切れが起こりませんので、切れるまで噛み続けることになります。

 普通の野菜と、その比較をしてみると、その噛む回数は数倍も違っていました。

 驚くべき違いですが。下の写真を観ると、「そうかもしれない」と思われるはずです。

 噛むほどに、野菜のエキスの味も出てきて、美味しさを感じるようになります。

 「よく噛んで食べなさい!」

 幼い頃に、母に、よくこういわれました。

 これには、「野菜を美味しく食べなさい」という意味も含まれていたのかもしれませんね。

 その母とは、一緒に、我が家の畑まで、野菜を採りに行ったことを思い出します。

 その母に食べていただきたかった「ユニーク2号」です(つづく)。
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ユニーク2号