前回のお魚便の「城下カレイ」と「レンチョウ」は大変好評だったようで、その大変な喜びが、こちらにも伝わってきました。

 私も初めての賞味でしたが、「やわらかくて味が濃い」という感想の通りでした。

 めったに出会うことがないカレイでしたので、強く印象に残りました。

 その初の遭遇から1週間が経過し、再び安岐港の競り市場に向かいました。

 「今日は、魚がすくないようだね」

 「そうですね、頑張ってよい魚を確保する必要がありますね」

 近頃は、夫婦で、どの魚を手に入れるか、その会話を楽しむようになりました。

 こういいながら、トロ箱の蓋が覆われていたので、それを開けてみると、生きた大きい真蛸が居ました。


 また、その傍には、これまた大きな生きたヒラメの箱もありました。

  「今日は、このヒラメと蛸だよね」

 家内も同じ思いだったようで、それを家内がゲットできるかどうかを見守っていました。

 そしたら、運よく、2つとも購入できたようで安心しました。

 ーーー 今日は運がよかった!

 さぞかし、K1さんも喜ばれることでしょう。

 何しろ、無類の蛸好きですから、その喜ぶ顔が目に浮かびました。

 東京圏の魚屋には、このような真蛸が店頭に並ぶことは少ないそうです。

 また、偶にあったとしても、相当な価格だそうで、なかなか手が出せないようで、蛸好きの多い東京人にとっては、本当に嘆かわしいことです。

 「蛸の足1本が300円」、しかも、それは外国産、「いったい、あの真蛸はどこにいってしまったのか」、という具合のようです。
takotohirame
生きた真蛸とヒラメ
 
 蛸の水揚げは、最近なかなかなかったので、この一匹を購入できたことは快挙に近いことでした。

 また、この天然ヒラメは体長約35㎝であり、丁度食べごろのサイズと思いました。

 これが、第10回目の「国東お魚便」であり、その内容も、なかなか充実してきたようです。

 この送付は、土曜日の午後に済ませましたので、昨日の朝には到着しているでしょう。

 今夜あたりは、K1宅のみんさんが好物の「蛸飯(たこめし)」ではないでしょうか?(つづく)。