昨日は、東日本大震災の5周年を迎えた日でした。

 震災の直後に、科学技術振興機構からの公募があり、それに応募し、採択の知らせを受けたのが5月の初め でした。

 以来、急いで準備を行い、現地のカキ養殖改善実験が始まったのが8月のことでした。

 瓦礫が積み上がり、道路が寸断され、泊まる宿探しも思うように行か ず、真に試練の連続だったことを思い出します。

 あれから5年、再び、現地の震災復興を支援する活動を行う可能性が出てきました。

 間もなく、その採否が届くでしょうから、前者の場合には、それが可能になります。

 被災地の場合、その復興の中心は農漁業ですから、これらの飛躍的な改善なしには、真の復興が成し遂げられたことにはなりません。

 その暁には、その拠点づくり、基盤づくりに再度挑むことになります。

 今度こそ、水産養殖改善を通じての真の復興に取り組んでみようと思っています。

 あれから、5年も経過しましたので、その間に練ってきた「新たな構想」をぶっつけ、試すことになります。

 近年の閉鎖海域における水産養殖の最大の問題は、漁場の劣化が起こっていることであり、漁師の最大の関心事のひとつが、その最も優れた漁場を確保することにあります。

 これに関連して、5年前に私どもが行った現場実験の海域は、漁場としては考えらないほどの、いわば現地の漁師とはほとんど「期待が持てない漁場」での実験地でした。

 そのことを現地の漁師からよく指摘されていました。

 しかし、その窮地を見事に救ってくれたのがマイクロバブルでした。

 今度は、その重要な教訓を踏まえて、もっと積極的に「漁場の良質化を図ろう」ということになり、ここに今回のプロジェクトの積極的な意味があります。

 すなわち、少々の問題があっても、その漁場を最高に近い状態に実践的に転換していこう、これを最大の狙いにしようと思っています。

 採否は、時の運、いわば天命的な要素もありますので、今は、それがよい方向に進展することを切に願っています。

 さて、写真は獲れ立ての新鮮ミツバがたっぷり入ったお粥、すなわち、ミツバ粥です。

 ミツバの香りがすばらしく、一口食べると、その香りが口の中に広がってきます。

 「ミツバは高級品ですよ」

と、家内がいっていました。

 その言葉通りの「高級粥」になりました。

 これで心身を温めて、元気を蓄えることにしましょう。

 みなさんもいかがでしょうか(つづく)。


mituba gayu
ミツバ粥