甲府のしらたまちゃんほかの孫たちに,少し早かったのですが,誕生祝にとリンゴの形をしたチョコレートを送りました.

 その妹の方から,ありがとうとともに,リンゴの味がしなかったという電話がかかってきました.

 そこで,「どんな味でしたか」と尋ねてみると,無邪気にも,「チョコレートの味だった」と答えてくれました.

 このチョコレートはドイツ製ですが,洒落たお菓子を作りますね.

 ドイツといえば,今から約20年前に留学していたことを思い出 します.

 デパートでは,いろいろな,そして豪華なチョコレートがばら売りされていました.

 また,私の住んでいた町には,ドイツ一美味しいといわれていたケーキ屋があり, ここで約10段重ねぐらいのチョコレートケーキを,よくいただいたことを思い出します.

 当時の通貨はマルクで,このケーキは確か4マルク(日本円で320 円)だったと記憶しています.

 ドイツでは,チョコレートのお菓子やケーキが豊富でした.

 しかも,生活がしやすかったので,その訳を調べてみますと,食料品には消費税がかかっていなかったことを思い出しました.

 それ以外は,当時で15%もかかっていましたので,どうなることかと思っていたのですが,じつは,そうではなく,生活をすることには,当然のことながら配慮がなされていたのです.

 ですから,安くておいしい果物や野菜が,他のヨーロッパ諸国からたくさん入ってきていました.

 これに比べると日本はどうでしょうか.現在の8%であっても,大変な重圧感を覚えてしまいます.

 加えて,軽減税率なるもので大騒ぎして,それでも8%に据え置くだけのことですから,きわめて小さなことで騒動しているにすぎません.

 このところ,生活が非常に難しく,世知辛くなっている日本は,かつて唱えられた「生活大国」には,到底なれそうにはありませんね.

 もうすぐチョコレートを送り合う日がきますが,その価格が高いことが大いに気になるこのごろです.

 さて,しらたまちゃん,リンゴのチョコレートの味は気に入りましたか?(つづく).

yr20160210
                       しらたまちゃんと妹(右)