自分で、植物を育て、自分で食べる、いつしか、これが私の習慣になっています。

 本日は、スペアミントの話を紹介させていただきます。

 スペアミントが育つのは、春から夏にかけてのことですので、冬場の今においては、とても珍しいことではないかと思います。

 我が家の玄関先の前庭には、その露地栽培が行われています。

 そのスペアミントが、このところの寒波と雪のために傷んでしまい、なかには変色して枯れ始めている葉っぱもありました。

 また、ここの葉っぱは非常に小さく、その形状は縦に長いものばかりでした。

 ところが、私の家の中庭にあるスペアミントの生育は、これとは、まったく異なっています。

 まず、栽培方式が異なり、こちらは水耕栽培です。

 その中庭の方では、ハウスの天井の部分があり、ここで育てられているので、雨や雪が直接降りかかることはありません。

 しかし、ハウスの側面には何もないので、温度や風のあたり方は、玄関先の庭とほとんど同じ条件といえます。

 それでは、論より証拠ですので、その両者の違いを比較してみることにしましょう。

 まずは、玄関先の前庭の露地栽培スペアミントです。
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寒さにやられてしまったスペアミントの葉

 数日前に見た時よりも、さらに枯れが進んでいました。

 これでは、お茶にして飲むことはできませんね。

 それでは、中庭の水耕栽培の方は、どうでしょうか?

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マイクロバブル水耕栽培のスペアミントの葉

 この両者における「ちがい」は明らかです。

 朝夕の気温は、前庭と中庭では同じですので、露地か水耕かで、このように「ちがい」が出てきたことに、少なからずの驚きを覚えました。

 さらに、両者を詳細に観察すると、葉の大きさ、色、茎の伸び方にも小さくない違いが生まれていました。

 なぜ、でしょうか。

 植物には、低温障害という、いわば、気温が10℃以下になると成長を停止する、そしてさらに気温が下がると枯れてしまうという性質があります。

 北海道や東北地方において、冬場に植物が育たないという状況を呈するのは、この障害のためであることは容易に想像できることです。

 ところが、この水耕栽培の結果は、その常識を打ち破る「重要な何か」があることを示唆しているように思われます。

 かなり前のテレビコマーシャルではありませんが、この「ちがいがわかる」ようになる必要がありますね。

 このスペアミントで作ったお茶を飲みながら、その格別の美味しさとともに、その謎解きの必要性をしみじみ認識させていただきました(つづく)。